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腰痛の薬

いつも同じのを飲んでない?急性と慢性の腰痛では市販薬を使い分けよう

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腰痛などの痛みに対して、市販薬で様子見をするという人は少なくないと思います。ありふれた症状であるがゆえに後回しにされやすく、時間ができたときやひどくなったときに受診すれば良いという認識の人が多いでしょう。同じような痛みを抱えている場合は飲み慣れている市販薬などもあるのではないでしょうか。

 

しかし、腰痛として同じくくりにしてしまい、症状が少し違うような場合でもいつもと同じ薬を飲んでいる人もいるようです。薬にはそれぞれ用途があり、特徴もあります。今回は市販薬の使い分けということに関して、急性の腰痛と慢性の腰痛とで起こっていることの違いや効果的な市販薬の選び方を紹介していきます。

急性期に効果が期待できる市販薬とは

まずは、急性期に効果ができる市販薬についてみてきましょう。急性期では身体に何が起こっているのか、どのように対処するべきなのかも含めて挙げていきます。

急性期で起こっていること

急性期の痛みでは、実際に組織に損傷が起こっていたり、炎症が起こっていることがメインになります。炎症反応とともに痛みを感じさせる物質が放出され、それを神経が感知することで痛みが情報として伝わっていくということです。

 

もちろん炎症反応では痛みを感じさせる物質だけでなく、白血球なども防御反応として血管から出てきます。損傷や痛みに対しては交感神経が優位にはたらき、患部では炎症反応が起こる他に、炎症が拡がらないようにもはたらきます。

負担を減らして回復を図る

急性期のポイントとなるのは、炎症を治めて組織の損傷を修復するということです。負荷が繰り返しかかるようでは炎症も治まらないことや組織の修復も進まないことは想像しやすいですね。そのために、安静や負担の軽減が図られるということです。

 

薬の成分で言えば、消炎成分が入っているものが良いということですね。鎮痛消炎薬が選択されやすいかと思います。炎症を抑えるということで、痛みを感じさせる物質の放出を抑えるということも期待できます。具体的にはロキソニンなどがよく知られており、病院でもロキソニンは処方されますね。

 

ロキソニンについては下記も参考にしてみてください。

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痛みの悪循環に陥らないように

急性期のときに痛みへの対処を適切にすることが大切です。負荷がかかり続けていればいつまでも炎症が続き、痛みを感じさせる物質が放出され続けるということになってしまいます。また、痛みが長引くということは交感神経が優位な状態が続きやすく、筋肉や血管が収縮して循環が悪くなってしまうので、痛み物質が留まることで痛みを感じやすくなってしまいます。

 

これを末梢感作といいますが、末梢感作に加えて中枢感作というものも起こります。繰り返し痛みの情報が伝わることで過敏になってしまうというイメージですが、痛みが伝達される過程で質的にも量的にも痛みの情報が強化されてしまうということです。

整体師
痛みの悪循環に陥ってしまうとさらに心理的な要因など様々なものが絡んでくるようになります。痛みが長くなるということで良いことは1つもないので、初期のうちに適切に対処するようにしましょう。

 

感作については下記も参考にしてみてください。

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慢性期に効果が期待できる市販薬とは

次に、慢性期に効果が期待できる市販薬についてみていきましょう。急性期と違って慢性期では考え方を変える必要がある点もあります。どのように対処していくことが改善につながるのでしょうか。

慢性期で起こっていること

急性期以降の痛みでは、負荷がかかり続けていることに加えて痛み自体が病気化していることが挙げられます。姿勢や動作の負担がかかり続けていれば、組織の損傷などはないにしても痛みが続くということにつながり、上述の感作も少なからず起こっているとされています。

 

また、組織の修復はしっかりとされていても痛みだけが残るような状態になってしまう場合もあるのです。感作が起こっていると、これまでは何ともなかったような刺激にも過敏に反応するようになります。刺激に対して痛みを感じるラインが下がることで、より痛みを感じやすくなるということですね。

服用は改善に向けての一部分

また、慢性痛では痛みを受けたときに、脳の情動などを司る部分も活性化しているとされています。つまり、痛みに対するストレスなど負の感情がリンクしてしまうと、負の感情が起こるだけで痛みもセットで起こりやすくなるということです。このような点が、先に述べた様々な要因が絡んでくるということとして挙げられています。

 

これを聞くと、薬を飲むだけですべてが解決されるのは難しいということが理解できますね。痛みを抑えることも大切な要素ではありますが、それらに加えていくつかの要因に対してアプローチしていく必要があるということです。

整体師
これまで腰痛には薬物療法や運動療法がとられてきましたが、さらに心理療法なども加えてそれらを単独ではなく組み合わせて行っていくことが推奨されています。

主観もとても重要

市販薬に関しては、主観もとても重要とされています。つまり、効いているという感覚です。自身がしているアプローチが効果的なもので、良い方向に向かっているという認識が症状の改善に有効とされています。

 

関係のない薬だと理解していても、薬を飲むという行為によって症状が治まるというプラセボの研究もあります。主体的な行為というところが、痛みの治療にも重要です。根拠などというよりも、自身が飲んでどうかというところも重要ということですね。合うと思える薬を探してみるのも良いでしょう。

 

腰痛の薬に関しては、下記も参考にしてみてください。
腰痛の薬おすすめランキング!飲んで効くのはコレ!

乱用や依存に注意

最後に、薬を服用する上での注意点などを挙げていきます。私たちの身体を治すために用いられる薬ですが、薬はすべて毒にもなるので正しい理解のもとで使いたいものですね。

用法・用量は必ず守る

当然のことですが、薬は用法・用量が正しい場合にその効果が期待できます。定められた用法や用量を守らないと、逆に身体にとって害になってしまうのできちんと守りましょう。乱用していると効き目が薄くなってしまうこともあります。

薬は根本の解決にはならないことも

上述したように薬だけで症状の改善を図るということは、症状が長引いているほど難しいと言えるでしょう。急性期であれば薬で痛みを抑えて局所の循環を促し、回復も期待できます。

 

しかし、それ以降では根本の解決がされない限り、効き目が切れてしまえば元通りということにもなりかねません。薬単独で治すということではなく、組み合わせの一部として考えていきましょう。

長引く場合は一度受診を

薬と運動療法などを組み合わせて自身で腰痛を治したという人もいるかと思いますが、服用も含めて何らかのアプローチをしているにも関わらず症状が変わらない場合には、一度整形外科を受診しましょう。

整体師
アプローチが間違っているということもありますし、原因が他にもあるのかもしれません。それらをはっきりさせることで適切に対処していけるようになるので、1ヶ月以上続いている場合には受診した方が良いでしょう。

まとめ

今回は市販薬の使い分けということに関して、急性の腰痛と慢性の腰痛とで起こっていることの違いや効果的な市販薬の選び方を紹介してきましたがいかがでしたか?適切に市販薬を選択し、その効果を活かしていきましょう。また、市販薬だけで様子見をするにしてもあまり長くは避け、繰り返しているような場合も含めて一度は受診するようにしましょう。

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