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腰痛の原因

腰痛の原因【感染症編】|強直性脊椎炎・化膿性脊椎炎・脊椎カリエス

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腰痛の原因には様々なものが挙げられています。非特異的腰痛と言われる場合では日常の姿勢や動作の偏り、ストレスなど、特異的腰痛と言われるものでは骨など運動器の疾患から内臓の疾患まで頻度こそ違えど実に多くありますね。そんな腰痛の原因としては、感染症もその1つとして挙げられます。

 

腰痛と感染症の関連にはどのようなことがあるのでしょうか。また、腰痛と関連する感染症にはどのようなものがあるのでしょうか。今回は腰痛と感染症について、腰痛と感染症の関連や仕組み、そして腰痛を起こす感染症で考えられる疾患を紹介していきます。

腰痛が感染症で起こることもある

まずは、腰痛と感染症の関連についてみていきましょう。感染症から腰痛が起こる仕組みとはどのようなものなのでしょうか。

意外と多くの人が経験している?

感染症と言うと大げさに捉えられる場合もありますが、軽いものであれば意外と多くの人が経験していると言われています。例えば食あたりですね。食事をしてからなんとなくお腹が痛いといった場合や、お腹を下してしまった場合が挙げられます。

 

お腹の痛みが続くと腰まで痛くなってくるといった経験を多くの人がしているのではないでしょうか。お腹が痛いと腰を丸める姿勢になるので、それで痛みが出るという場合もありますね。お腹の痛みが強い場合はそこに意識が集中するので、このようなケースでは腰痛は比較的強くない腹痛のときに感じやすいのかもしれません。

感染に対する反応によって腰痛が起こる

体内に細菌やウィルスが侵入すると身体の免疫機能がはたらきます。白血球などが戦ってくれるということですが、このときに起こるのが発熱ということはよく知られていますね。血流を増やして白血球などを送りこむということも起こりますが、同時に痛みを感じさせる物質も増えていきます。

 

これはケガなどの局所の場合も細菌感染などの全身の場合も同様で、痛みを感じたり過敏になっていくということですね。

整体師
もともと腰は負担を受けやすい部位なので、少しの刺激でも痛みを感じるようになるということです。

腰痛を起こす感染症①強直性脊椎炎

ここからは、腰痛を起こす感染症について主なものをみていきましょう。腰痛全体からすれば頻度としては高くはないですが、知っておくと良いことです。まず挙げていくのは、強直性脊椎炎です。

難病指定されている疾患

強直性脊椎炎とは難病指定されている疾患で、強直という言葉が示すように脊椎の可動性が失われていく疾患です。レントゲンでは竹の節のように見えることから竹節様脊椎、バンブースパインとも言われており、特徴的な所見とされています。

 

身体をかがめたり反らしたりするという動作が困難になっていき、経過とともに前かがみの状態で固まっていってしまうようです。竹節様脊椎は全体のおよそ30%ほどにみられるとされています。

原因はわかっていない

強直性脊椎炎の原因はいまだにわかっていません。家族性に起こることが多く遺伝との関連が指摘されているということや、免疫と関連することからリウマチ性疾患とも言われています。およそ3対1の割合で男性に多く、40歳以下での発症が多いとされています。女性の場合はこの限りではありませんが、軽症のことが多いようです。

初期は症状の波が激しく診断が困難なことも

痛みは腰やお尻から始まり、坐骨神経痛の症状も呈するとされています。しかし初期には症状の波が激しく、痛みで動けないほどのこともあればまったく何も感じないということもあるようです。

 

日によって変わることも多く、診断がつきにくいとされています。進行すると背骨全体に拡がっていき、四肢にも影響するということです。

整体師
症状の波が激しいということがポイントなので、受診した際には症状をしっかりと伝えるようにしましょう。

腰痛を起こす感染症②化膿性脊椎炎

 

腰痛を起こす感染症で次に挙げていくのは、化膿性脊椎炎です。強直性脊椎炎に比べればこちらの方が頻度は高いと言え、覚えておいた方が良い疾患でしょう。どのような疾患なのでしょうか。

免疫機能が低下していると起こりやすい

化膿性脊椎炎は中高年以降に起こりやすい疾患とされており、糖尿病などの疾患をもっている人も起こりやすいとされています。細菌などの侵入に対して抵抗力が下がっていることが原因とされているので、免疫力が低下している人が起こりやすいということですね。

 

免疫力は疲労やストレスなどの影響も受けるので、極度に低下してしまっているなどタイミングが悪ければ誰に起こっても不思議ではないとも言えます。また、脊椎関連の手術や検査で直接的に感染してしまう場合もあります。

黄色ブドウ球菌によるものが多い

免疫の低下が原因ということで、感染は常在菌でも起こるということです。常在菌とは普段私たちの身体に存在している菌ということですね。免疫がきちんとはたらき、常在菌のバランスが保たれているうちは良いですが、免疫が低下したりバランスが崩れると感染を起こします。

 

化膿性脊椎炎もその1つと言え、黄色ブドウ球菌によるものが多いということです。

整体師
食中毒の菌としても知られていますが、適切な場所にいてくれないと害になってしまう菌ということですね。

強い腰痛と発熱が特徴

化膿性脊椎炎の症状の特徴としては腰の痛みが強いこと、そして急性期には高熱になりやすいということが挙げられています。急性期以降は症状も落ち着くようですが、膿が溜まっている場合や神経に触れて支障をきたしている場合などは適切な治療が必要です。

整体師
安静時にも痛みが強いので放置されることはないかと思いますが、体勢に関わらず軽減しない痛みは受診した方が良いポイントでもあるので覚えておきましょう。

腰痛を起こす感染症③脊椎カリエス

腰痛を起こす感染症では、脊椎カリエスも挙げられます。ひと昔前の疾患というイメージですが、再興感染症にも注意が必要ということです。

結核が原因

脊椎カリエスとは脊椎がだんだんと腐ったチーズのように壊死していってしまう疾患で、結核菌が原因とされています。結核と言えば肺結核がよく知られていますね。飛沫感染することで拡がっていってしまう疾患です。感染しても発症する割合が1~2割とされており、気付かずに保菌者になっている場合もあることから対処が難しいとも言われています。

結核が増加していることに注意

結核も昔の病気というイメージがあるかと思いますが、近年では再び増加傾向にあるということで注意喚起がされています。高齢になって免疫力が低下することで発症してしまう場合や、若年者では抗体をもたない人が増えていることで感染が増加しているようです。

整体師
また、結核菌も他の菌と同じように耐性菌が出てきているとされています。抗生物質の服用を途中で止めるなどといったことが耐性菌をつくり出す原因とされているので、処方された薬は自己判断で中止するのはやめましょう。

症状は緩やかに進行していく

脊椎カリエスの症状は緩やかに進行していくとされ、その他の腰痛との違いはわかりにくいようです。病巣となっている脊椎を叩くことで痛みが出る叩打痛が特徴的な所見とされています。

 

進行すると上述したように脊椎が壊死してしまうので、身体をかがめた姿勢になりやすく内臓を圧迫するなどの弊害が出てきます。結核の治療は長くなりますが、きちんと治療を受けて治すことが大切です。

まとめ

今回は腰痛と感染症について、腰痛と感染症の関連や仕組み、そして腰痛を起こす感染症で考えられる疾患を紹介してきましたがいかがでしたか?上述したように腰痛全体での頻度は高くないですが、予後を考えると知っておいた方が良いのが感染症です。発熱など痛み意外の症状に注意し、心配な場合には早期に受診して原因を探りましょう。

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