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腰痛の原因

その腰痛の原因は糖尿病かもしれません【糖尿病性腰痛・神経障害】

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腰痛と内臓疾患の関連については取り上げられるケースも少なくないのでご存知の方が多いと思います。がんが原因のこともあるなど過度に煽るような表現が使われているケースもあり、心配になったという人もいるでしょう。腰痛全体としては内臓疾患から起こっているものの割合はとても低いですが、その予後を考えると早期に見つけたいということですね。

 

運動器以外の疾患が原因のものとしては、糖尿病からも腰痛は起こります。一見あまり関連がなさそうな糖尿病と腰痛ですが、両者にはどのような関連があるのでしょうか。今回は糖尿病の病態について理解し、そこからどのように腰痛へとつながっていくのかということを紹介していきます。

まずは糖尿病について知ろう

最初は、糖尿病がどのような病気かについて挙げていきます。糖尿病の基本となるところについて理解していきましょう。

血糖値が高くなる病気?

糖尿病と聞くと、多くの人で血糖値が高くなる病気というイメージを持っていると思います。健康診断などで血液検査を受けると血糖値の項目もあり、その数値についてドクターからコメントを受けることもあるでしょう。血糖値は食事などによって大きく変動し、食後では高くなるということはよく知られていると思います。

 

注目を集めている糖質制限では、この血糖値の急激な変動を抑えるという目的もありますね。空腹時血糖は110を越えると注意が必要とされており、基準の数値となっています。しかし、血糖値が高くなることで直接的に症状が出る疾患ではありません。

糖尿病とは全身の血管がボロボロになる病気

糖尿病はたしかに血糖値が高くなることで血液中に糖が多い状態になる疾患です。しかし、血糖値が高いことが直接的に症状につながるということではなく、血液中であふれている糖が血管の壁にダメージを与えることで障害が起こっていくということです。

 

糖が血管にダメージを与えるという仕組みについては完全には解明されていないようですが、血管によって私たちの身体は隅々まで酸素や栄養を供給しているので、血管が障害されることで酸素不足や栄養不足に陥ってしまうということですね。血管の壁がダメージを受け、それが拡がっていくことで全身の血管がボロボロになっていってしまう疾患です。

糖化は恐ろしい

糖が身体に多いと、熱によってたんぱく質とくっついてしまうとされています。これを糖化と言い、細胞の老化の原因となるということです。血糖値が高いと指摘されたことがある人で、肌にハリがなくなってたるんできたり、黄ばみやくすみなどが目立つようになってきたという人は糖化が起こっている可能性もあるということです。

 

細胞の老化につながるということに関しては、活性酸素によるダメージがよく取り上げられていますね。強い酸化力をもつ活性酸素が体内で増えすぎてしまうと、細胞を傷つけてしまうということです。この活性酸素による酸化は細胞の錆びつき、糖による糖化は細胞の焦げつきと表現されることもあります。

症状は全身に

全身の血管がボロボロになっていく疾患と述べたように、糖尿病による症状は多岐に渡ります。よく取り上げられるのは、のどがよく乾くようになって水分を摂る量が増えたということや、トイレに行く回数が増えたということですね。また、すぐに疲れるようになってきたということや立ちくらみなどの増加、足の冷えを感じることが多くなったなども挙げられています。

 

高血糖の状態で糖質の多い水分を摂ると膵臓がインスリンを分泌して血糖値を下げるという一連のはたらきが疲弊によって弱まってしまい、より甘さのある飲み物を欲するというペットボトル症候群も知られていますね。夏場などは糖尿病の人でなくとも清涼飲料水の摂り過ぎで起こることがあるので注意しましょう。

本当に怖いのは合併症

糖尿病の症状は多岐に渡るとして例を挙げてきましたが、糖尿病で本当に怖いのは合併症とされています。血管がボロボロになってしまうことで重要臓器なども影響を受けるということですね。3大合併症として知られているのは、糖尿病性神経障害・糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症です。

 

どれも毛細血管が障害されて血流がうまくいかなくなるために起こります。神経障害の場合は足趾の壊死などが起こって切断や離断したという人もいますね。網膜症では失明の可能性もあり、腎臓まで障害が進むとさらに問題が拡がっていってしまいます。

糖尿病と腰痛との関係とは

糖尿病の病態についておおまかには理解してもらえたでしょうか。次はそれを踏まえて糖尿病と腰痛との関連についてみていきましょう。いったいどのようにして腰痛へとつながっていくのでしょうか。

神経障害が最も早く起こる

糖尿病で本当に怖いのは合併症であると述べましたが、3大合併症のうちで最も早くみられるのは糖尿病性神経障害とされています。先に挙げた順番の通り、糖尿病性神経障害が早くにみられ、その後に糖尿病性網膜症や糖尿病性腎症といった順で起こっていくようです。

 

神経がはたらいているのも神経を栄養している血管があり、その血管から酸素や栄養が届けられていることできちんとはたらくことができているということですね。神経が血流の不足によって障害を受けることで、身体のはたらきがうまくいかなくなってしまうということです。

感覚神経から障害されていく

神経にも運動神経や感覚神経などがありますが、感覚神経が先に障害を受けるとされています。手や足の裏に薄皮が一枚ついているかのような感覚と表現されたり、しびれや違和感を感じるといった症状のようです。手袋型麻痺や靴下型麻痺とも呼ばれています。

 

感覚神経が障害されていることで事故として起こりやすいのが、冬場の低温やけどですね。湯たんぽやヒーターなどに足を当てることがあるかと思いますが、健常な人であれば温まって熱さを感じるくらいになると自然と外すことができます。しかし、感覚が障害されているとそれに気付けずに、低温やけどを起こしてしまうということです。

神経障害や腎症による影響が腰痛に

神経の障害によって身体のはたらきが上手くいかなくなるということは、自身の姿勢や動作の制御も難しくなるということです。感覚が乏しかったり、運動神経の障害によってうまく動けなければそれだけ負担も大きくなります。そして腰痛へとつながっていくということですね。

整体師
基本的には末梢から起こるので、足の障害による負担が腰にきやすいということです。また、腎症が進めば腎臓を含め他の内臓のはたらきにも影響が出るので、内臓由来の関連痛として腰痛が起こるということもあります。

 

関連痛に関しては、下記も参考にしてみてください。

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糖尿病の症状に注意しよう

腰痛を抱えている人では、知らず知らずのうちに糖尿病になっていたというケースもあるようです。糖尿病を含めた生活習慣病は増えているので、腰痛に伴って糖尿病や内臓疾患由来の症状があるときには早めに病院に行きましょう。

整体師
長引く腰痛が内臓疾患由来だったというケースが取り上げられるように、同じく糖尿病のサインだったということもあるということです。

まとめ

糖尿病の病態について基本となることを押さえ、そこからどのように腰痛へとつながっていくのかということを紹介してきましたがいかがでしたか?糖尿病からも腰痛が起こるということを理解し、痛み以外の症状を伴う場合には早めに受診するようにしましょう。

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