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腰痛の原因

肝臓の問題から腰痛が起こることも?はたらきや痛みとの関連とは

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長引く腰痛を抱えている人では、ひょっとして内臓に何か問題があるのではないかと不安になる人もいるかと思います。腰痛の多くは姿勢や動作が原因となっていたり、心因性の問題が原因となっているとされていますが、それでも骨や内臓に異常がある場合も存在するので自己判断でずっと様子見をしておくのは良いとは言えないでしょう。

 

内臓疾患は腰痛全体でみると1割にも届きませんが、長引いて症状に変化の兆しがみられなければ心配になりますよね。肝臓の問題から腰痛が引き起こされるというのは、どのようなメカニズムなのでしょうか。今回は肝臓のはたらきをおさらいしたあとで、肝臓と腰痛との関連や、肝臓に問題がある場合の腰痛以外の症状について紹介していきます。

肝臓のはたらき

まずはじめは肝臓のはたらきについて簡単におさらいしておきましょう。学校で習ったもの以外にも実にたくさんのはたらきを肝臓はしており、とても重要な役割を担っています。主なはたらきについて挙げていきます。

有害物質の解毒

肝臓のはたらきでイメージされやすいのは、アルコールをはじめとした解毒作用ですね。アルコールの分解は肝臓の仕事というのは知らない人がいないくらいではないでしょうか。過度のアルコールで肝臓が障害を受けるというのもよく知られています。

 

また、身体で発生した老廃物を解毒したり、薬などを飲んだ場合にも有害な場合には肝臓で解毒されます。さらに加工食品に含まれる添加物なども解毒しているので、添加物が使用されている食事を摂る頻度が多い人ではフル稼働していると言えます。

栄養素の貯蔵

肝臓のはたらきの主なものとしては、栄養素の貯蔵も挙げられます。3大栄養素である糖質・脂質・たんぱく質をそれぞれ貯蔵しやすい形に変えて貯蔵しておくこということですね。

 

蓄えるというと脂質が浮かぶ人が多いかと思いますが、量の差こそあれ糖質やたんぱく質も貯蔵されるということです。そして、それぞれ必要なときに取り出してエネルギーに変えられ、私たちの活動のもとになっています。

胆汁分泌

肝臓のはたらきの主なものとしては、胆汁分泌が浮かぶ人もいるのではないでしょうか。脂肪を分解する消化酵素のはたらきを助けることで知られており、消化液として知られていますね。

 

また、肝臓で発生した老廃物を流す役割ももっており、腸に向けて排出することで体外に出すということです。主なはたらきはこの3つですが、他にも様々なはたらきがあることから人体の化学工場とも呼ばれているのが肝臓です。

肝臓と疲労は関連が深い

肝臓には様々なはたらきがあると述べましたが、それゆえに疲労との関連が深いとも言われています。全身の疲れとリンクしており、なんだか調子が良くないと感じるときには肝臓が疲れているかもしれないということです。上述した添加物などが多ければ、解毒にそれだけエネルギーを使って疲れてしまうということですね。

 

また、全身の疲労は内臓機能の低下につながると言われていますが、肝臓の機能が低下してしまうことで悪循環になっていくということです。相互に関連しているということで、肝機能を保つことは健康にとても重要なのですね。

肝臓と腰痛との関係

肝臓のはたらきや疲労との関連についてみてきましたが、次は肝臓と腰痛との関連についてみていきましょう。疲労に関しては姿勢の保持ができなくなったり動作の負担が増えることで腰痛につながることは容易に想像できますね。その他にも、腰痛と肝臓との関連で押さえておくべきポイントがあります。

関連痛

腰痛と肝臓との関連でキーワードとなるのが、関連痛という言葉です。簡単に言うと、身体の深い部分で起こっている痛みでも神経の経路が同じ皮膚領域、つまり表面に痛みを感じるということです。

 

肝臓の場合は右肩や右の肩甲骨部分が多いとされていますが、右の背中や腰の部分に痛みを感じることもあるということです。これが肝臓の問題が腰痛となって現れるというメカニズムですね。原因となっている部位から遠いところで生じる痛みとして関連痛と呼ばれています。

症状がはっきりしてきたときにはかなり進んでいる?

内臓からの痛みはあまり局在が明瞭ではなくぼんやりしていると聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。また、肝臓は沈黙の臓器とも言われ、少しのことでは症状を呈しません。

 

もともと関連痛はぼんやりしているという特徴に加えて、肝臓の症状の出にくさもあることから、症状がはっきりと感じられるようになったときにはかなり進行していることもあるとされています。

整体師
慢性的に腰痛を抱えており、なんとなく右に痛みが偏っている、そして動作や姿勢に関係なく痛みを感じるといった場合には一度受診してみましょう。

合併症からの症状のことも

肝臓の機能が低下すると、様々な合併症が起こります。腎臓の機能の低下もその1つです。また、胃や腸なども影響を受けるのは例外ではありません。腎臓は左右にあるので、右側に問題があれば同じように右の腰に症状を感じます。

 

また、小腸から大腸への移行する部分や上行結腸は右に近いので、そこでの問題も右の腰に症状を出しやすいとされています。腰痛全体でみると、消化器の他には泌尿器や生殖器の問題でも症状が起こります。

整体師
合併症からの場合も進行を考えると進んでいると言えるので、腰痛が長いなと感じた場合にはあまり長く様子見をせずに受診する方が良いでしょう。

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肝臓に異常がある場合の他の症状

 

では最後は、肝臓に異常がある場合に起こる腰痛以外の症状について挙げていきます。これらの症状がみられる場合には早期に受診しましょう。

お腹の張り

腰痛に加えて、お腹の張りを感じる場合には早期に受診するようにしましょう。肝臓だけでなく、胃や腸などの問題も考えられます。お腹の痛みで腰を丸めていると腰が痛くなるという経験もしたことがある人は多いのではないでしょうか。

 

一過性のものであれば良いですが、何らかの疾患である場合も考えられますね。また、肝臓では進行すると腹水や静脈の怒張がみられる場合もあります。

浮腫や倦怠感

腰痛以外に肝臓に問題がある場合の症状としては、浮腫や倦怠感も挙げられます。疲労と肝臓の機能の関係については先に述べました。疲労感やだるさといったことが、肝臓の疲労や異常からきていることもあるということでしたね。

 

むくみも同様で、身体のはたらきが低下してしまっていると言えるでしょう。血流など循環がスムーズに行かなくなってしまっている状態です。

黄疸

腰痛以外の症状で肝臓に問題がある場合では、黄疸も挙げられます。黄疸は肝臓の機能障害の症状としてよく知られていますね。上述した解毒や代謝などのはたらきに影響が起こることで、黄色い色素が身体中に広がる状態です。

 

白目の部分が判断しやすいですが、皮膚が全体に黄ばんで見える場合もあります。さすがに黄疸を放置する人はいないかと思いますが、ここに挙げてきた症状を伴っている場合には早期に受診するようにしましょう。

まとめ

肝臓のはたらきをおさらいしたあとで、肝臓と腰痛との関連や、肝臓に問題がある場合の腰痛以外の症状について紹介してきましたがいかがでしたか?肝臓と腰痛との関連についてポイントとなるのはやはりその他の症状です。何か治療などを受けていても、1ヶ月以上症状に変化がない場合やその他の症状を伴う場合には一度受診してみましょう。

整体師
体勢に関係なく痛む、対処をしていても1ヶ月以上症状に変化がないといったポイントは肝臓に限らず腰痛で内臓疾患を疑うキーワードになるので覚えておきましょう。

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