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腰痛の原因

太っていると腰痛になりやすいというのはウソ?肥満との関連や原因とは

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肥満や肥満気味と分類される人では身体にかかる負担が大きくなるというのは、一般的にイメージされやすいと思います。腰痛や膝痛など、かかる負担が大きくなることで問題が起こり痛みが出るというのは多くの人が見聞きしていることでもあるかもしれません。実際に病院などでドクターからこれらの関連を説明されて痩せるように指示されたという人もいるでしょう。

 

しかし、エビデンスという言葉やガイドラインがよく用いられるようになってきた昨今では、科学的な根拠が明確になっているものが重視されるようになっています。その点で考えると、太っているから腰痛になりやすいというのは本当とは言えない部分もあるようです。今回は腰痛と肥満との関係について主観的に理解されていることに加え、エビデンスの実際や関連が考えられるケースを紹介していきます。

腰痛と肥満との関連は主観的?

肥満が身体に与える影響に関して、まずは一般的にイメージされやすいことをみていきましょう。一般的なイメージや医療関係者のイメージをみたあとで、指摘されているポイントを挙げていきます。

肥満と腰痛との関連イメージは抱きやすい

冒頭でも述べたように、肥満や肥満気味であることで身体への負担が大きくなるということに関してはほとんどの人がその通りだと認識しているかと思います。地球で重力の影響を受けて暮らしている以上は、身体が重くなることで組織への負担が大きくなるということですね。とてもシンプルな理屈とも言えます。

 

また、スポーツ選手では動きのキレをよくするために身体を絞るという表現を使うこともありますが、これは余分な重さがあるより軽い方がパフォーマンスが高いというところからきているでしょう。日常生活では、少し太ったからか身体や動作が重いといった表現や、少し絞れて動きやすくなったという声も聞きますね。このように、肥満と負担との関連は広く浸透しているイメージとも言えるでしょう。

臨床現場でも同じ?

これらのイメージが形成される一因としては、医療の現場での認識もあるかと思います。腰痛の原因の1つには肥満もあるということや、症状の悪化には体重が関連しているという説明をドクターやセラピストから受けたことがある人も多いでしょう。病院などで言われたことであれば、それは正しいことだと認識しますよね。

 

一般的なイメージや教科書的な内容に加えて、臨床的にも肥満と腰痛との関連を感じているドクターやセラピストは多いとされています。肥満についても先進国であるアメリカでは、およそ8割以上のドクターやセラピストが腰痛と肥満の関連について重要であるという認識を示しているようです。

もし関連があるとするとこれからさらに増えることに

日本はアメリカの10年後を行くと聞いたことがあるかもしれませんが、日本でも生活習慣病が増えていることはよく耳にするかと思います。食事内容も欧米化しており、肥満や疾患などの問題も似てきている面がありますね。健康診断など制度面が整えられてきていますが、予備軍や注意を含めて指摘を受けたという人は少なくないでしょう。

 

肥満と腰痛に関連があるということであれば、今後はさらに腰痛患者が増えるということが指摘されています。アメリカではサプリメントなどがよく取り上げられるようになっており、健康への関心をもつ人が増えていると言われていますが、問題が解決していくとはみられていないようです。

整体師
日本でもこれからさらに肥満が増えて生活習慣病が増えることになれば、腰痛も同じく増えていってしまうということですね。

実はエビデンスが揃っているわけではない

一般的なイメージや主観的に捉えられていることについてみてきましたが、次は実際にエビデンスについてみていきましょう。エビデンスという言葉が耳慣れなければ、科学的な根拠と置き替えてもらっても大丈夫です。

肥満と腰痛の因果関係は明確に示されていない

まずエビデンスをみていく上で重要なのは、肥満と腰痛との間に因果関係があることについて、疫学的な研究からのエビデンスは示されていないということです。簡単に言ってしまえば、肥満であることと腰痛を発症するかどうかということの間に正の相関関係は認められていないということですね。

 

これを聞くと病院で聞いた話はウソなのかと思ってしまいますが、あくまで科学的根拠をもって関係があるとは言えないというだけです。反対に、科学的根拠をもって関係がないとも実証されていないので、今後の研究が待たれるということになります。

減量が疼痛緩和に有効という明確な根拠はない

次に挙げるのも病院での話がウソに感じてしまいますが、減量をすることが腰痛に対して症状の緩和に有効というエビデンスも示されていません。根拠のないことを病院では説明しているのかということになってしまいますが、この点については他の効果もあります。

 

減量のためには運動も取り入れるかと思いますが、運動には疼痛抑制効果があり、これは高いエビデンスレベルを有しています。減量をすることで痛みの緩和につながるということははっきりと言えませんが、運動を取り入れることで痛みの緩和につながるということは推奨できるということですね。

体重増加は腰痛発症との相関が弱い

一般的なイメージや主観的な捉え方のところでも上述しましたが、もし肥満と腰痛との間に関連があるとすれば、体重増加に伴って腰痛発症は増えるということになります。この相関が弱いということで、あくまで主観的なイメージというところに留まってしまっているとも言えるでしょう。

解釈と条件によって変わる

ここまでいくつか挙げてきましたが、エビデンスレベルが高い、つまり科学的に根拠をもって正しいとされるまでにはかなりの道のりがあります。科学的に正しいとは言えないが、間違っているとも言えないという範囲に収まっているので、解釈などによってはどちらにもなるということですね。

 

また、条件によって結果が影響を受けないこともポイントです。条件を体重とするか体型にするかによっても、結果が変わるのは理解できますね。体重は軽くてもお腹がポッコリ出ている人もいれば、体重が重くてもスマートな体型の人もいます。

整体師
良心的に解釈しようが意地悪に解釈しようが影響を受けず、条件が変わってもある程度一定の結果が認められる場合に、科学的根拠をもって正しいと言えるということですね。

腰痛と肥満との関連で考えられるケース

エビデンスについてみてきましたが、最後は実際に関連が考えられるケースについて挙げていきます。

反り腰

妊婦さんをイメージしてもらうとわかりやすいですが、お腹の部分がポッコリ前に出て重さをもつと、それを支える腰椎には負担が大きくなります。いわゆる反り腰になってしまうということで、そこから腰痛が起こりやすいということは言えますね。もともと反り腰という人ではより起こりやすいと言えるでしょう。

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膝への負担など他の部分からの影響

単純に体重が重くなることで、腰よりもさらに膝には負担が大きくなります。使い方の癖などもありますが、変形性関節症などのリスクになることはよく知られていますね。膝や足首など、下肢の関節に問題が起こるとどうしても腰にも負担は大きくなります。これによってやはり腰痛に影響するとは言えるでしょう。

生活習慣を整えて健康管理や体重の管理をすることで、二次的な腰痛は防ぎたいものですね。生活習慣に関連してはサプリメントで栄養を摂ることも効果的なので、下記を参考にしてみてください。
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まとめ

今回は腰痛と肥満との関係について主観的に理解されていることに加え、エビデンスの実際や関連が考えられるケースを紹介してきましたがいかがでしたか?関連が明白でないことは別にして、肥満は生活習慣病などにつながっていくのでやはり解消した方が良いでしょう。痛みとの関連をしっかりと理解し、生活習慣を整えていきましょう。

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