【専門家が監修】腰痛研究室~治し方・改善・薬・サプリ

腰痛の症状や原因、治し方、薬、サプリなど腰痛専門家の整体師監修でわかりやすくお届けしています。

腰痛の原因

内臓疾患が原因の腰痛の症状一覧とその見分け方・予防方法

更新日:

整体師
腰痛を引き起こす原因は1つだけではありません。実は、内臓の病気が腰痛を引き起こしている場合もあるのです。たかが腰痛と思って痛みを放置していたら、実は重い内臓の病気が潜んでいたということも。適切な治療を受けるためにも、内臓の病気と腰痛の関係性について理解しておきましょう。

腰痛の原因となる内臓疾患まとめ

腰痛の原因となる内臓の病気には、どのようなものがあるのでしょうか。具体的な病名について見てみましょう。

泌尿器系

尿路結石は、片方の腰のあたりに痛みが生じます。激痛を伴う事がほとんどで、動けなくなるほどの痛みに襲われることもあります。痛みはしばらくすると治まり、また痛くなる、というのを繰り返します。上部尿路感染症である腎盂腎炎では、腰だけではなく背中やお腹も痛くなったり、高熱を出すこともあります。腎臓の動脈が血栓などで詰まる腎梗塞では、腰痛以外にも発熱や吐き気、腹痛などの症状が現れることがあります。

血管系

腹部大動脈瘤は最初は無症状ですが、動脈にできた瘤がどんどん大きくなってくると、回りの組織を圧迫することで腰痛や腹痛などの症状が出てきます。大動脈の血管内壁が避けてしまう急性大動脈解離では、非常に激しい痛みが胸から背中、腰にかけて現れます。すぐに治療をしないと死に至る、とても恐ろしい病気です。

消化器系

十二指腸潰瘍になると、お腹が空いている時に腰から背中にかけて痛みが出ることがあります。胃潰瘍の場合は、食後に痛むことがあり、十二指腸潰瘍と同様に腰に痛みが出る場合があります。腰痛以外にも、黒色便や食欲不振、吐き気などの症状が同時に出ることがあります。アルコールの摂取後や、脂っぽい食事の後で起こる腰痛では、膵炎が起きている可能性があります。また、胃がんや膵臓がんでも腰痛が起こることがあり、速やかな検査と治療が必要になります。

胆道

細菌感染により胆嚢炎が起こると、腹部や背中、腰あたりの激しい痛みや吐き気などの症状が起こります。胆嚢でできた石が胆管で詰まってしまう胆石症では、食事の後で右上腹部や腰の痛みが起こったり、嘔吐などの症状が伴います。症状が悪化すると、発熱や黄疸などの症状も起こります。

肝臓

肝炎や肝硬変、肝臓がんでは、身体のだるさやむくみ、黄疸などの症状が現れます。背中の右側からお腹の右側あたりにかけて痛みを感じることがあり、腰のあたりまで痛みを感じる人もいます。肝臓は「静かな臓器」とも言われており、肝臓で何らかの病気があったとしても、なかなか症状を自覚することができません。健康診断を定期的に受けて、肝臓の状態を健康に保つようにしましょう。

 

内臓疾患が原因の腰痛の見分け方

内臓が原因の腰痛かどうか見分けるには、腰以外の症状について注目する必要があります。腰痛以外にも気になる症状がある場合は、早めに内科医師の診察を受けるようにしましょう。

腰痛以外の症状

腰痛以外にも、手足がしびれる、力が入らないといった症状や、発熱や腹痛、吐き気、嘔吐などの症状を伴う場合は、内臓の病気が原因である可能性が高いです。また、血尿が出たり、全身のダルさやむくみが気になる場合も要注意です。

痛みの特徴

痛みがどんな時に出るか、痛みが強くなるのはどのような時かチェックしてみましょう。内臓が原因である場合、安静にしていても痛みが良くならない場合があります。身体を動かしていなくても痛いのかどうか、夜に横になっている時も痛みはあるのか確認しましょう。横向きの姿勢で安静にしていると、大抵の腰痛の痛みは和らぎますが、このように姿勢を変えても痛い場合は内臓が原因の可能性があります。また、食事の前後で痛みが違う場合は胃潰瘍や十二指腸潰瘍が考えられますし、アルコールを摂取した次の日に痛みが出る場合は、膵炎の可能性もあるでしょう。その他にも、生理の前後で痛みが違うかどうか、排尿時に痛みが出るかどうかもチェックしましょう。

腰痛の状態

一週間以上も安静にしても全く良くならない場合や、腰痛やその他の症状がどんどん悪化する場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。また、我慢できないくらいの激しい痛みや辛い症状がある場合も、なるべく早く医師の診察を受けるようにしましょう。腰以外の重篤な病気が潜んでいる可能性があります。大きな病気でも、早期発見できれば治療や回復も楽になります。安易に「大丈夫」と自己判断せず、おかしいなと感じたらすぐに病院に行きましょう。

内臓からくる腰痛を予防しよう!

内臓が原因の腰痛を予防するには、普段から内臓機能を高める生活をすることが大切です。

内臓機能を低下させないような生活を

内臓機能は、疲れやストレスなどで低下してしまいます。日頃からしっかりと睡眠をとるように心がけたり、趣味の時間を作ってストレスを発散させておきましょう。また、偏った食生活や暴飲暴食は、内臓に負担をかけてしまいますし、健康を維持することが難しくなります。バランスのとれた食事を摂るようにし、胃腸に負担をかけない食生活にしましょう。身体を冷やす食事もなるべく避けて、内臓を守り、機能を低下させないような生活を送りましょう。

便秘解消で腰痛予防

便秘で大腸に便が溜まり過ぎると、大腸が圧迫されて痛みが生じ、腰痛を引き起こす場合があります。便以外にも、溜まったガスが原因で大腸が膨張し、周辺の血管を圧迫してしまうと、周囲の血液の流れが悪くなって内臓の機能が低下してしまうのです。このように、便秘は腰痛の原因となるだけではなく、内臓の血流を悪くすることで身体の様々な不調を招いてしまいます。

便秘解消のためにできること

普段から水分や食物繊維を多めに摂取し、腹筋を刺激するなどして便秘を解消しておくと、大腸の圧迫や膨張を防ぐことができますし、血流が滞ることなく内臓の機能を改善し、腰痛を予防することができます。

 

腰痛を引き起こす女性特有の病気に注意!

女性の場合は、婦人科系の病気が原因で腰痛が起こる可能性もあります。

腰痛を引き起こす可能性がある婦人科系の病気

腰痛の原因となる病気は、月経困難症や子宮内膜症、子宮筋腫、子宮頸管炎、子宮癌などです。月経困難症や子宮筋腫はズキズキするような重い痛みであることが多く、子宮内膜症や子宮頸管炎は激しい痛みを感じる場合があります。月経困難症では、腰痛以外にも頭痛やむくみ、下腹部痛を伴うことが多く、子宮内膜症では酷い生理痛と腰痛を同時に感じることもあります。子宮筋腫や卵巣のう腫など、子宮や卵巣にできた筋腫や良性の腫瘍が大きくなると、腰痛だけではなくお腹が張ったり、下腹部の痛みも同時に感じる場合もあります。

婦人科系の病気による腰痛の特徴

婦人科系の病気が原因の場合、生理周期や排卵時の前後で痛みが異なる場合があります。また、いつもよりも生理痛が酷かったり、出血量が多い、生理日が普段よりも長い場合や、不正出血、下腹部痛などの症状を伴う事が多いです。腰痛以外にも、これらの症状も気になる場合は、早めに婦人科を受診しましょう。

腰痛を甘く見るなかれ!その痛みは内臓のSOSかも?

腰痛の原因が内臓だった場合、時間が経っても症状は良くならず、症状が悪化してますます辛い思いをすることになるかもしれません。重篤な病気が潜んでいる可能性もあり、その場合は適切な治療が必要になります。

整体師
いつもと違って何かおかしいなと思ったら、速やかに病院を受診して医師の診察を受けることが、大きな病気を未然に防ぐことに繋がります。受診時は、痛みが始まった時期や痛む時の特徴、痛み以外の症状、今まで罹った事のある病気などについて正確に医師に伝えるようにしましょう。

-腰痛の原因
-, , , , ,

Copyright© 【専門家が監修】腰痛研究室~治し方・改善・薬・サプリ , 2019 All Rights Reserved.