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腰痛の治し方

坐骨神経痛はどうして起こる?2つのポイントを押さえて症状を改善しよう

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坐骨神経痛という言葉はよく聞くかと思いますが、正しく理解されているかどうかという点ではまだまだよく知られていないとも言えるようです。坐骨神経痛と病院で言われたという人や、坐骨神経痛についての情報に触れたことのある人でもその中身はしっかり伝わっていないとも言われています。

 

病態の正しい理解は適切な対処につながり、改善へとつながっていきます。痛みの治療では特に、主体性がカギになるということは重要な点です。受け身で治してもらうという治療ではなかなか症状が改善しないということですね。今回は腰痛と坐骨神経痛について、その概要や原因、症状改善のためのセルフケアのポイントについて紹介していきます。

坐骨神経痛とは

まずは、坐骨神経痛についての概要を挙げていきます。腰痛や坐骨神経痛という言葉について正しく理解しましょう。

疾患名ではない

坐骨神経痛はよく聞く言葉と述べましたが、実は正式な疾患名ではありません。坐骨神経の領域に痛みやしびれなど症状が起こっている総称であり、それ自体が疾患を指すものではないということです。

 

同じく腰痛症も腰に痛みなどの症状が出ているということの総称であり、ぎっくり腰などは急性腰痛症と言われますが、正式な疾患名ではないということですね。ぎっくり腰の場合は腰椎捻挫などがつけられることが多いでしょう。

痛みやしびれが下肢に拡がる

症状の総称と述べたように、腰に痛みがある場合は腰痛、下肢に痛みやしびれなどが加わると坐骨神経痛とされることが多いようです。坐骨神経痛の場合は腰の症状よりも下肢の痛みやしびれの方が気になるという場合も多いとされています。

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この点は一般的なイメージとも合致しているようです。足にも症状が出てきたら、坐骨神経痛というイメージが浸透しているかと思います。キリキリするといった表現や、痛いような痺れているようなといった表現も聞きますね。

特異的腰痛によって起こる坐骨神経痛

では次は、坐骨神経痛の原因についてみてきましょう。坐骨神経痛の疾患としての面が強いのは、特異的腰痛によって起こる場合です。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは椎間板内の圧力が高まることによって、脊椎と脊椎の間でクッションの役割をしている椎間板から髄核という中身がとび出してしまう疾患です。ヘルニアによる圧迫が強くなるとその部位から下の支配領域にしびれや麻痺、筋力低下などの症状が起こります。

 

炎症が起こっていれば痛みも起こります。ヘルニアはその事実と症状には関連がないとされており、ヘルニアが起こっている人でも症状がない場合も多いということです。ヘルニアが原因の症状なのか、他に原因があって今の症状が起こっているのかが重要となります。

 

ヘルニアについては下記も参考にしてみてください。

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脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症は腰椎すべり症や加齢による変形によって脊髄の通り道である脊柱管が狭くなり、圧迫など障害が起こることで症状を呈します。腰椎分離症からのすべり症の場合や、加齢によって起こる変性すべり症、そして変形性腰椎症によって起こる場合などが主に挙げられます。

 

ヘルニアと同じように、問題が起こっている部分から下の支配領域で症状を呈するということですね。枝分かれをする前、おおもとの脊髄の部分で障害が起こることにより、症状は両側性になります。

脊髄腫瘍などの疾患

通り道で起こる問題に加えて、脊髄に腫瘍ができるなどの疾患によっても坐骨神経痛は起こります。腫瘍などで圧迫を受ければ、しくみとしては同じですね。ここに挙げてきた疾患が原因によって坐骨神経痛が起こっている場合には、その疾患の治療が必要ということになります。

その他の原因の坐骨神経痛

疾患としての面が強い特異的腰痛の種類を挙げてきましたが、坐骨神経痛の症状についての面が強い場合を次はみていきましょう。器質に問題がないため原因不明とされやすい部分でもあります。

梨状筋は関連が深い

坐骨神経と梨状筋とは関係が深く、個体差はありますが梨状筋を坐骨神経が貫通しているという人もいるようです。坐骨神経が骨盤から出て下肢に向かっていく最初の関門になりやすいのが梨状筋とも言えます。梨状筋症候群という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。梨状筋が硬く縮こまっていることで坐骨神経に圧迫や滑走不全などの影響を与え、症状が起こるということです。

坐骨神経の走行で絞扼されやすい部位

最初の関門になりやすいのが梨状筋と述べましたが、その途中で問題を起こしやすい部位はいくつかあります。順に枝分かれしていきますが、内転筋のトンネルを通る部位や膝裏の部位、下腿では外側の出っ張りの骨である腓骨頭の部分などです。

 

また、下腿の筋肉の圧力やアキレス腱の近くでの他の組織との癒着なども挙げられます。途中で名称が変わっていきますが、とても広い範囲に走行しているのが坐骨神経なのです。

トリガーポイントが原因のことも

坐骨神経痛と似たような症状を起こす原因として、小臀筋のトリガーポイントが挙げられています。トリガーポイントは筋肉や筋膜が縮こまって循環が悪くなり、硬結を作っているポイントです。

 

筋膜のつながりなどによって離れた部位にも症状を起こすもので、小臀筋のトリガーポイントが形成されると、坐骨神経痛の領域と同じ領域に症状を呈することが明らかにされています。実際に、小臀筋のトリガーポイントが坐骨神経痛と診断されることはとても多いようです。

坐骨神経痛の症状改善のために

最後は、坐骨神経痛の改善のためにできるセルフケアのポイントを挙げていきます。自身でできることを行っていき、主体的に症状改善を図っていきましょう。

絞扼している原因を解消する

自身で行えるセルフケアとしてまず挙げられるのは、ストレッチなどで筋肉の状態を良くするということです。上述したように坐骨神経の通り道にはいくつか絞扼が起こりやすい場所があります。そこに関連する筋肉のストレッチを行って状態を良く保つことで、神経自体が滑走したり体勢によって位置をかえるときでも問題が起こりにくくなります。

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お尻の筋肉やハムストリングス、内転筋などを柔らかく保つことで神経への問題を防いでいきましょう。足首を回すことはよく準備体操などでも行われますが、膝や股関節も適度に回していきましょう。関節を回すことで腱がリラックスでき、余分な緊張がとれます。

トリガーポイントを解消する

トリガーポイントが原因となっている場合には、トリガーポイントの解消を行うことがセルフケアとなりますね。小殿筋のトリガーポイントの部分にボールなどを当て、体重をかけていくとやりやすいでしょう。床に置いて行う場合は圧が強くなりやすいので、注意しないと癒着の原因になってしまいます。

 

壁に押し付ける方法の方がやりやすいという人もいるでしょう。やさしく圧迫していき、小臀筋の部位をなぞると効果的です。ストレッチと組み合わせても良いでしょう。トリガーポイントを圧迫した後にストレッチ行うことでより血流の促進が見込めます。

 

トリガーポイントについては、下記も参考にしてみてください。

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まとめ

今回は腰痛と坐骨神経痛について、その概要や原因、症状改善のためのセルフケアのポイントについて紹介してきましたがいかがでしたか?坐骨神経痛について正しく理解し、自身でできることは主体的にケアをしていくことで症状の改善を図っていきましょう。

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