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【え、あの人がストレスで?】軽視されがちな心因性腰痛の3つの誤解

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腰痛に関して、心因性と聞くとこころが関わっているということはイメージされやすいかと思います。しかし、適切に理解しているかと言うとそうでない人が多いのも現状ではないでしょうか。いまだにうつ病などの精神領域の疾患は本人のこころが弱いからという認識の人もいると思います。

 

心因性の腰痛と聞くとなおさらですね。身体の痛みとこころはあまり関係がないようにも思われますが、お互いに影響を与えあっています。精神的な健康は身体の健康にもつながり、身体的な健康は精神の健康にもつながるということです。とかく軽視されがちな心因性の腰痛に関して、誤解されやすい3つのポイントやどのように対処していくべきかということを紹介していきます。

腰痛のほとんどは非特異的

まずは腰痛について簡単にその種類をみていきましょう。耳にしたことや実際に経験したことがあるかと思いますが、腰痛のほとんどは原因不明とされたり異常なしとされ、経過観察になることが多いとされています。

特異的と非特異的とは

腰痛の分類の1つとして特異的腰痛と非特異的腰痛とがあり、特異的とは明らかな原因が認められるもの、非特異的とは原因が認められないものとされています。実際に痛みが起こっているのだから原因は何かしらあると思う人も多いと思いますが、ここで言う原因とは画像所見のことです。

 

画像所見が認められたものが椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などといった診断がつけられ、特に画像所見が認められないものは原因不明や異常なしとされているということですね。特異的腰痛と非特異的腰痛については、下記も参考にしてみてください。

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心因性は非特異的に含まれる

画像所見が認められるものが特異的腰痛、画像所見が認められないものが非特異的腰痛と述べたように、心因性の場合は非特異的腰痛に含まれます。画像所見が基準で原因不明とされることも誤解を生みやすいですが、原因不明とされやすい分類に心因性の腰痛が入ることも誤解を生みやすいと言えますね。

 

たしかにストレスが直接的に腰や身体に痛みを起こすことはないでしょう。しかし、水面下でいくつかの要因が重なり、心因性の面が大きく影響する状態になって痛みを起こすということですね。

軽視されがちな心因性腰痛

痛みについて簡単にみてきたところで、本題の心因性腰痛が軽視されがちな理由についてみていきましょう。誤解される3つのポイントについて順に挙げていきます。

症状は軽くない

まず最初の誤解は、症状は軽くない場合もあるということです。こころの問題で腰が痛くなっていると聞くと、痛みはあるだろうけどたいしたことはないというイメージの人が多いのではないでしょうか。しかし、痛みは軽い場合もありますが、動けないくらいの痛みになる場合もあります。

 

緊張でお腹が痛くなる場合でも少し胃やお腹が痛いというくらいから、トイレから出られないもしくはその場で動けなくなるくらいまで様々ですね。腰痛の場合も同じということです。

うつ病につながることも

次の誤解は気持ちの問題だから大したことはなく、放っておいても大丈夫ということです。本人がストレスを解消したり、ストレスに耐えられるようになる日が来ると思っているということですね。しかし、痛みが続く悪循環に陥るとなかなかそんな日はやってきません。

 

悪循環については後でも触れますが、腰痛が長引くことで無力感や無気力になり、うつを呈することもあるのです。3ヶ月以上の慢性腰痛では、およそ8割の人にうつの徴候がみられたという研究もあります。うつ病の症状に腰痛もあり、お互いに影響しあってさらに悪循環になっていくということですね。

気持ちの問題で片付けられがち

こころの問題というイメージは、患者側だけでなくドクターなど医療従事者の側にもありました。過去形にしましたが、現在でも残っているのが現状です。原因がよくわからない、機能面などの問題もなく一貫性もないということで、こころの問題として安易に片付けられることが多かったということです。

 

現在は痛みの研究も進み、心因性腰痛についても根拠が示せるようになってきています。原因不明の腰痛は心因性ということではなく、原因不明の腰痛は原因不明の腰痛として扱うということが言われているのです。

心因性腰痛はこころが弱い人がなるわけではない

心因性腰痛の誤解についてみてきましたが、心因性腰痛はこころが弱い人がなるわけではありません。あなたも自覚していないだけでこころの影響が身体に出ているかもしれませんし、一見ストレスとは無縁そうな人でも影響を受けている場合があります。

適切な対処が重要

痛みが続くことで身体はその痛みによって緊張しやすくなり、血管も縮こまりやすくなります。これによって血流が悪くなるので、組織の回復が遅れたり痛みを感じさせる物質が発生しやすくなる、また留まりやすくなることが挙げられます。

整体師
できるだけ痛みが長引くのを抑え、血流や循環を良くすることで回復を促し、余計な影響を与えないようにしたいということですね。

慢性腰痛では悪循環に

身体の面での悪循環を述べましたが、慢性化してくるとここにこころの問題も加わってきます。ストレスを受けると交感神経が優位になり、上述した身体の反応が同じように起こって患部の血流が悪くなります。ガチガチになった身体はそれだけリスクということで、ストレスでそうなってしまうということですね。

 

組織の損傷が治まっても発痛物質に過敏になっている状態になってしまったり、痛みの記憶だけがトラウマのように神経や脳に残ることもあるとされています。そうして、ストレスを感じることが引き金になって痛みが起こるということです。

まずは原因をはっきりさせよう

心因性の腰痛についてポイントをみてきましたが、最後はどのようにしていったらよいかについて挙げていきます。腰痛が長引く場合の対処として参考にしてください。

非特異的腰痛かどうかをはっきりさせる

腰痛が長引いている場合は、まずは腰痛の原因がどこにあるのかをはっきりさせる必要があります。ここで挙げてきたことで言えば、特異的腰痛か非特異的腰痛かをはっきりさせるということです。

 

整形外科領域の他に内臓疾患なども可能性としてはあるので、それらの可能性をすべて排除して始めて心因性の腰痛も考えるべきでしょう。まずは病院ではっきりさせることが大切です。

不安な気持ちは症状を悪化させることを知る

腰痛に限らずですが、すべての痛みや症状は不安によって悪化します。ストレスが全身の筋肉や血管を収縮させて循環が悪くなるということをみてきましたが、血流が悪くなることで症状が悪化しやすくなるということですね。

整体師
徒に不安を抱えて過ごすこと自体が良くないことなので、気になる場合は早めに受診してはっきりさせましょう。

認めたくない人も

ポジティブな人では自身の症状が心因性というのは認めづらいという場合もあるようです。しかし、ストレスがまったくない人はおそらくいないですし、ストレスがまったくないということも私たちの身体にはマイナスでしょう。まずは自身の状況をしっかりと把握し、適切に対処していくことが重要です。

まとめ

軽視されがちな心因性の腰痛に関して、誤解されやすい3つのポイントやどのように対処していくべきかということを紹介してきましたがいかがでしたか?心身相関という言葉があるように、こころと身体は密接に影響しあっています。身体の症状である腰痛だからといってこころの部分を軽視せず、適切に対処していきましょう。

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