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腰痛手術の種類|手術が推奨される病状と手術前の注意点

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腰痛の種類によっては、手術をしないと症状が改善しないものがあります。手術が適応となる腰痛の種類や、どのような手術を行うのかを確認してみましょう。手術を受ける前に注意すべきことについても理解しておきましょう。

腰痛手術が推奨されるのはどんな場合?

全ての腰痛が手術の適応ではありません。手術が推奨される腰痛にはどのようなものがあるのでしょうか?

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症とは、神経が通っている脊柱管が何らかの原因により狭くなり、神経や血管が圧迫されることで起こる疾患です。骨や靭帯が分厚くなることで神経を圧迫しているので、保存療法ではなかなか症状が改善しないこともあります。脊椎間狭窄症では、腰痛以外にも間欠跛行といって、休み休み歩かないと数十メートル歩けなくなったり、立ったり歩いたりするのが辛くなるという症状が出てきます。痛みが激しく生活に支障が出る場合は、手術を検討してみましょう。ブロック注射でも改善が無い場合は、経皮的内視鏡下脊柱管拡大術(PEL)や内視鏡下脊柱管拡大術(MEL)を行います

腰椎すべり症

腰痛すべり症は、脊柱菅狭窄症につながる疾患の1つです。腰椎がすべることで腰椎と腰椎の間にズレが生じ、狭窄管が狭くなることで起こります。腰椎すべり症が起こる原因としては、加齢に伴う骨の変性や、若年者であれば疲労骨折などが考えられます。腰痛のすべりが起きている所では、身体を動かすことで腰痛などの痛みが出てきます。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアの症状は慢性だけではなく、急性のように突然痛みが発生することもあります。正常な椎間板では圧力に対して抵抗力を持ち負荷を吸収していますが、、ヘルニアが起こることで神経が圧迫されると、腰の痛みや足の痛み、しびれ、冷えなどの症状が出てきます。

 

脊椎圧迫骨折

脊椎圧迫骨折は、高齢者に多く見られる症状です。起き上がった時や寝返りを打った時に、背中や腰に痛みが出る場合があります。骨粗鬆症などにより、骨密度が低下して骨の内部がスカスカになると、骨がもろくなって骨折しやすくなります。体重などで脊椎が押しつぶされて骨折してしまい、痛みが起こるのです。症状が悪化すると寝たきりになってしまうこともあり、生活の質を著しく低下してしまいます。

こんな症状が出たら手術を検討しよう

腰痛の治療では、すぐに手術が必要な事は少なく、最初は手術以外の方法での治療を行います。しかし、他の方法で治療をしても腰痛が治らない場合は、手術を検討してみましょう。痛みが続いて精神的に辛い場合や、腰痛のせいでうつ病になる場合などは手術による早期治療が望ましいでしょう。

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腰痛手術の種類

腰痛治療で行う手術の種類をご紹介します。

経皮的内視鏡下脊柱管拡大術(PEL)

患部を8mmほど切開し、細い内視鏡を用いて狭くなった脊柱を広げる方法です。全身麻酔または硬膜外麻酔で行う手術で、手術の対象部位が1ヶ所の場合に行います。切開する範囲が小さいため、手術後も傷口が目立ちにくいという特徴があります。1泊もしくは2泊の入院で済むので、早期退院が可能です。

内視鏡下脊柱管拡大術(MEL)

手術の対象部位が2ヶ所以上の場合に行われる手術です。ブロック注射の治療でも効果がなく、重度の腰痛症状の人が適応になります。手術は全身麻酔下で一時間ほどで、2泊の入院が必要です。切開する範囲は10mmから2.5cmで、神経を圧迫している靭帯や骨の一部を削ります。

腰椎椎体間固定術(TILF)

腰椎椎間板ヘルニアや腰椎脊柱菅狭窄症、腰椎すべり症などが適応になる手術です。骨を削り、圧迫されている神経の回りを広げること、そして椎体間で固定を行うことで症状を改善させます。傷口は3cmほど、医療用のスクリューなどの金具で骨と骨を固定し、手術の方法によっては手術後1日から2日ほどで歩けるようになります。

経皮的椎体増幅形成術(Vesselplasty)

骨粗鬆症などで起きた圧迫骨折など、脊椎が圧迫されることで起こる場合に行われる手術です。局所麻酔を用いて、骨折した骨の中に細い針を入れ、骨セメントを入れて骨を強化したり、骨の変形を矯正させます。

経皮的内視鏡下ラジオ波椎間板ヘルニア凝縮術(PERA)

中程度の腰痛の場合のヘルニアが適応で、細い小鉗子を用いて内視鏡下でヘルニアを摘出します。切開する部位は6mmほどと小さく、身体への負担も少なくて済みます。局所麻酔を用いた一時間ほどの手術で、手術後は抜糸の必要が無く、カットバンを貼るのみです。社会復帰も早くできます。

整体師
この他、レーザー治療やオゾン治療などもあります。さまざまな選択肢を考えて医師に相談してみると良いでしょう。
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腰痛の手術前に注意すべきことは?

手術を受ける前に、どのような点について注意すべきかを確認しておきましょう。

手術で完治するのか?

難治性の痛みの場合は手術をしても症状が改善しない場合があります。特に、進行性の神経障害性疼痛の場合は、手術をしても痛みが良くならないことも多くあるのです。術前には医師から良く説明を受けて、手術をすることで更に症状が悪化するリスクについても理解しておく必要があります。自分が腰痛をどこまで治したいのか、という目標に合わせて、どのような治療を行うのか、どのような手術方法にするのかが決まってきます。事前に医師と良く相談しておきましょう。

社会復帰までにかかる期間は?

手術をしてから、手術前と同じように日常生活が送れるようになるまでにどのくらい日数がかかるのかを把握しておきましょう。日常生活復帰までの日数については、手術の内容によりますが大体2週間から3週間を目安に考えておくと良いでしょう。そして社会復帰後も、腰に負担がかかる作業は控えるなど、注意事項を守りながら生活する必要があります。

何歳まで手術ができる?

腰痛以外に重篤な疾患が無ければ、高齢者でも手術を受けることができます。術後の回復については、若い時よりも回復に時間がかかるため、高齢者が手術を受けるリスクを良く考えた上で、どのような治療にするのか結論を出すようにしましょう。

医師と良く相談しよう

手術のメリットやデメリットなどを、担当医に良く確認しておきましょう。100%成功する手術は無く、痛み、感染症などの身体にかかる負担についても理解しておく必要があります。手術の方法によっては、保険適応外になることもあります。日常生活にすぐ戻れるかどうかも重要なポイントです。

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腰痛の手術を受けずに治す方法

手術を受ける前に、以下の方法で症状の改善が期待できるかどうかを確認してみましょう。

神経ブロック注射

腰痛の痛みを引き起こしている神経周囲に局所麻酔薬を注射し、神経を遮断して痛みを軽くさせます。痛みを改善させることで筋肉のコリを取り除き、血液の流れを良くすることで筋肉に十分な栄養が届くようにしたり、溜まっている疲労物質を取り除く働きがあります。神経ブロック注射は腰痛の根本的な解決ではありませんが、辛い痛みを改善して生活の質を上げるには良い治療法です。神経ブロック注射を受けたい場合は、ペインクリニックや麻酔科医のいる整形外科にて治療を受けましょう。

生活習慣の改善

慢性的な腰痛であれば、半身浴などで身体を温めたり、猫背を治すことで腰痛症状を改善させることができます。食生活を見直して肥満を予防したり、運動などで体重を減らすことも膝や腰への負担軽減につながります。適度に身体を動かして、腰を支える筋肉を鍛えるようにしましょう。

整体師
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腰痛の手術を受ける前に医師と良く相談しよう

腰痛の状態によっては、保存療法ではなく手術を行ったほうが良いという場合もあります。最近の手術では、切開する範囲がとても小さく、身体への負担が少ない状態で手術をすることができます。手術を受ける前に担当医と良く相談をして、手術におけるメリットデメリットを良く理解しておいた上で、どうするのかを判断するようにしましょう。

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