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腰痛の症状

【腰痛で動けない!】救急車を利用しても大丈夫?症状で対応を変えよう

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あまりイメージが沸かないという人も多いかと思いますが、腰痛で動けなくなってしまったという場合に救急車を呼ぶ人が増えてきているようです。

腰痛はありふれた症状でもありますが、その痛みは軽いものから激痛と表現されるものまで様々ですね。

痛みに顔を歪めて動けなくなっているシーンを目の当たりにすると、パニックになってしまうケースもあるかと思います。

また、実際に目の当たりにしたときには、救急車を呼ぶべきなのかどうかという判断はなかなかしづらいのも事実でしょう。

専門家やそれに準ずる人でもない限り、焦ってしまうのはしょうがないとも言えますね。

整体師
今回はそんな腰痛で救急車を呼ぶべきかどうかということに関して、救急車を呼ぶ必要のある3つの随伴症状を紹介していきます。

腰痛で救急車は基本的に呼ばない

まずはじめは、救急車を呼ぶ必要について基本的なことをみていきましょう。

腰痛は重大な予後を引き起こすことはまれであり、後述する随伴症状がみられない場合は自力で病院に行くというのが基本です。

救急車の数は圧倒的に足りない

近年では救急車をタクシー代わりのように呼んだり、明らかに救急出動するほどの症状や疾患でない場合でも119番通報をする人が増えてきているとされています。

首都圏や大都市圏では常に救急車がどこかで出動しているとされており、年間の出動回数から計算すると、本当に休みなくはたらいていることになるとされています。

本当は必要でない場合にも出動していることの弊害として、重篤な傷病人の発生したケースで救急車が足りなくなるといったことが指摘されています。

タクシー代わりに使う人がいることで、本当に救急搬送の必要な人のもとに行くことができないというのはあってはならないことですね。

腰痛で重篤な疾患はまれ

先に少し触れましたが、腰痛で重篤な疾患というのはまれとされています。

よく、内臓疾患と腰痛の関連が取り上げられますが、腰痛全体の数%ということです。

かなりの激痛でも、他に症状がなければ様子をみることで軽減していくとされています。

痛みが軽減して動けるようになった段階で受診することが奨められているということです。

また、腰痛の大半は2週間から1ヶ月も経てば自然に軽快するとも言われています。

これも救急車が必要でないことの根拠としてよく取り上げられます。

ではリハビリなどは必要ないかと思われる人もいるかもしれませんね。

整体師
リハビリを行うことで慢性化を防いだり、回復を早める、再発予防につなげていくなどのことがメリットとして得られます。特に慢性化するとなかなか治りづらくなってしまうので、初期に適切な対処をすることが重要です。
突然の腰痛にはどのように対処したら良い?応急処置の3つのポイント

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本当に必要なときに呼ぼう

上述したように、激痛で動けないような場合でも症状が他にない場合には少し経つことで落ち着くことがほとんどです。

少しでも軽減して動けるようになった段階で受診するようにしましょう。

また、夜間診療の場合は専門のドクターが不在の場合もあります。

痛み止めなどが処方されて翌日再受診ということも多いですね。

繰り返しになりますが、症状が痛みのみの場合は痛み止めなどを使い、翌日整形外科を受診する方が良いかもしれません。

また、各自治体によって救急車を呼ぶ必要があるかどうかを相談できるシステムがあります。

電話の場合もありますし、インターネットで判断できるサイトもありますのでそれらを用いるのも良いでしょう。

参考:#7119 救急相談センター

こちらは、東京都の解説サイトになりますが、「#7119」にかけることにより、救急車が必要かどうかの相談ができます。

整体師
急な痛みで我慢できないときは、鎮痛薬を飲み安静にしましょう。所持していない場合は、腰痛に効く薬を常備しておくと良いでしょう。

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腰痛で救急車を呼ぶ必要のある随伴症状①胸や背中の突然の激痛

ではここからは、腰痛で救急車を呼ぶ必要のある随伴症状についてみていきましょう。

まず1つ目は、胸や背中の突然の激痛です。

大動脈に問題が

大動脈解離や大動脈破裂など、大動脈に問題が起こった場合には腰の激痛とともに胸や背中にも激痛が生じるとされています。

また、ぎっくり腰などの比ではなく、文字通り激甚な痛みとも言われます。

胸や背中を杭で打たれるような痛みとも形容されますね。

ただし、解離の程度によっては痛みがそれほどでない場合も存在するようです。

躊躇なく救急車を呼ぼう

ほとんどのケースでは激痛で動けなくなり、ショック状態など意識を失う場合もあるとされています。

また、痛みが段々と足の方に拡がっていくことも特徴とされているので、これらの症状がある場合は躊躇なく救急車を呼びましょう。

重篤な予後を引き起こす可能性が高く、最も緊急性のある状態です。

腰痛で救急車を呼ぶ必要のある随伴症状②急速に進行するしびれ

腰痛で救急車を呼ぶ必要のある随伴症状について、2つ目に挙げるのは急速に進行するしびれです。

しびれ自体は珍しいものではありませんが、急速に進行している場合には救急車を呼んだ方が良いとされています。

ヘルニアの既往や事故に注意

椎間板ヘルニアはよく知られた疾患ですが、とび出していること自体と症状にはあまり関連がないとも言われています。

しかし、ヘルニアが神経に障害を起こす原因になっている場合にはやはり治療が必要です。そして、その障害は急速に進むケースもあります。

姿勢の悪さなどで緩徐に形成される場合もありますが、事故などで急性に起こる場合もあります。

もともと画像所見でヘルニアを指摘されている人では、可能性で言えば高いともいえますね。

ヘルニアに関しては、下記も参考にしてみてください。

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神経の圧迫が進んでいる所見

神経の障害が進むということは、しびれや麻痺などが強くなっていくということです。

ヘルニアの場合は脊髄から枝分かれした後で障害を受けるので片側のしびれや感覚の低下、筋力の低下が起こります。

また、おおもとの脊髄で障害を受けている場合には両側で起こったり、排便に違和感や異常が起こる場合もあります。

整体師
いずれにしても急速に症状が進行していく場合には緊急を要すると判断し、救急車を呼びましょう。

腰痛で救急車を呼ぶ必要のある随伴症状③嘔吐

腰痛で救急車を呼ぶ必要のある随伴症状として3つ目に挙げるのは、嘔吐です。

嘔吐となると、やはり内臓が関連していることが想像できますね。

腎臓に問題がある場合

細菌などに感染すると発熱などの風邪の症状が出ますが、菌やウィルスによっては、そして感染時の全身状態などによっては腎不全へとつながってしまう場合もあります。

免疫力の低下している人や、糖尿病の人などは要注意とされています。

腎不全の状態では腰痛とともに吐き気や嘔吐を伴うケースも挙げられており、適切な治療が必要なため既往のある人で兆候が見られたら救急車を呼ぶことを考えましょう。

腸に問題がある場合

内臓の問題としては、腸閉塞なども考えられます。イレウスとも呼ばれますね。

物理的に腸が詰まってしまっている状態であったり、腸の機能が低下して排便までの流れがうまくいかなくなってしまう状態です。

出口を失うことで逆流し、嘔吐につながるということですね。

特に腸間膜が圧迫されたりねじれたりするような病態では緊急を要することもあるので、激しい腹痛や嘔吐、そしてショック状態などがみられる場合には救急車を呼びましょう。

まとめ

腰痛で救急車を呼ぶべきかどうかということに関して、救急車を呼ぶ必要のある3つの随伴症状を紹介してきましたがいかがでしたか?

挙げてきたようなケースでは予後に大きく影響するので、多少オーバートリアージで大げさだとしても救急車を呼んでも良いかと思います。

しかし、序段でも述べたようにタクシー変わりに救急車を呼ぶ人が増えているのも事実です。

しっかりとした知識を持ち、専用ダイヤルなども活用して適切に救急車を使うことで、本当に必要なケースで救急車が使われないといったことがないようにしたいものですね。

参考:#7119 救急相談センター

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