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腰痛の症状

あなたの腰痛が治らないのはなぜか。腰など身体面以外の問題が影響も?

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私たちは普段、腰痛が治ったという話を聞くよりも、腰痛をだましだまし何とかしながら過ごしているといったことや、何年も治療に通ったりケアをしているけど変わらないといったことを聞く機会の方が多いのではないでしょうか。腰痛改善のために継続して治療やケアをしている人もたくさんいるかと思いますが、簡単に結果につながるわけではないという結果なのでしょうか。

 

腰痛というと身体面に注目されがちです。身体の一部である腰が痛いということで、当然と言えば当然ですね。しかし、近年身体面だけではなく心理的な面や社会的な面から腰痛を捉えることの必要性が指摘されています。これらの影響を受けているということで、いくら身体面ばかりアプローチしても変わることが難しいということですね。

 

そんな腰痛に身体面以外の影響があるかどうかをチェックする指標として、Yellow flagが挙げられています。今回は腰痛の身体面以外の影響やYellow flagの概要、そしてその具体的な内容について紹介していきます。

腰痛診療のYellow flagとは

まずは、腰痛の身体面以外の影響についてみていきましょう。フラッグカラーと合わせて挙げていきます。

腰痛は身体だけの問題ではない

冒頭でも述べたように、近年では腰痛に対して身体面だけでなくそれ以外の面からも捉えることが必要という傾向が強くなってきました。物理的に損傷したり痛みを起こす過程がなくとも、痛みは感じるということが明らかになってきているためです。

 

腰痛に対するガイドラインでも大きく変化がみられ、以前は身体面に対してのアプローチに重点が置かれていた内容であったものが、心理的側面や社会的側面へのアプローチも含めた集学的治療が必要と変わっています。

Red flagとYellow flag

ガイドラインではまず、生命予後に関わるような重篤なものを除外することが推奨されています。これがRed flagと呼ばれるもので、Red flagについては聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。症状が長引いているときに受診を考える上でも参考になるとされていますね。

 

Red flagに該当しない腰痛は自然軽快するということが一般的ですが、そこで影響を与えるのがYellow flagに該当する身体面以外の要因です。トリアージのように色分けされていることでわかりやすくなっているということですね。Red flagについては、下記も参考にしてみてください。

介入初期にYellow flagのチェックが推奨されている

心理面などを考える上で難しいのは、気のもちようといったことや、ストレスで片付けられやすいということです。腰痛が治らないのは患者のせいということではなく、早期から長引きそうなリスクを抱える患者を抽出して適切なケアをしていくということが推奨されています。そのために用いられるのがYellow flagということです。

Yellow flagの内容

ではここからは、Yellow flagの具体的な内容についてみていきましょう。主な項目の要旨を挙げていきます。

痛みに対する間違った認知

Yellow flagでまず挙げられるのは、痛みに対する間違った認知です。痛みが長引くことで消極的になったり、うつ傾向が出てきたりすることは多くの人で認められるとされています。痛みがあって行動が制限され、生活が充実していないといった場合や、痛みが出るのは歳だから仕方ないといった場合など間違った認知は症状の慢性化につながります。

整体師
腰痛と年齢に関しては、あまり相関がないことが明らかになっています。年齢のせいというのは思い込みであり、思い込みで痛みがさらに強くなることも明らかにされているのです。

痛みに対する間違った対処

上記の認知とも関連しますが、痛みによって行動が制限されているのではなく、多くのケースで制限をかけているのは患者自身です。痛みに対する恐怖があると行動は制限されやすく、過度に安静にしがちです。本当は痛みがあってもそれまで同様にできることでも、痛みのせいでできないという間違った認知・行動につながってしまうことでより悪循環に陥っていくということです。

整体師
痛みがなくなるまで安静にしているというのはこの典型ですね。過度の安静は逆効果であり、過保護になっているということです。

不適切な診断と治療

Yellow flagには医療提供者から影響を受ける項目もあります。ドクターやセラピストなどの説明に過度に恐怖を感じたり、絶望感を抱かせるような言動を受けたケースでは遷延しやすいとされているのです。また、過度の安静は良くないと上述しましたが、このことが浸透しているとは言えず、いまだに無意味な安静が奨められることも少なくないとされています。

 

一方で、主体性も必要です。自身の身体をモノのように扱い、ドクターやセラピストに差し出して治してほしいというスタンスでは一向に良くなりません。慢性化してしまうケースにはこのような場合も含まれており、自身の身体は自身で良くしていくという主体性が改善には必要とされています。

家庭環境に関する因子

家族関係は痛みと深く関わっているとされています。Yellow flagには全般に言えることですが、本人が意識しないところで慢性化の原因になっているということです。例えば普段から家事をすべて担っているお母さんがそのことに不満をもっており、かつ家族関係が冷えてしまっているようなケースです。

 

このようなケースでひどい痛みで動けない場合に家族が優しくなったり、家事の負担が軽減されることで痛みによって報酬がもたらされたと認識してしまう場合があるということです。家族関係を保つ手段として痛みが加わるということですね。無意識レベルでそのことが紐づいてしまうことにより、痛みが続くということが明らかにされています。

職場環境に関する因子

職場の対人関係でも、上記と同じことが起こります。職場の人間関係や対人関係を円滑にする方法として痛みが加わってしまうと、自身の腰の痛みによって円滑な関係がもたらされるという間違ったつながりができてしまうということですね。また、仕事に関連しては他にも様々な要因が起こり得ます。

 

もともと仕事の労作によって腰痛が起きた場合には、その負担がなくならない限り腰痛もなくならないといった間違った認知が起こってしまったり、周囲が非協力的である場合にはわかってもらえないストレスなども加わります。痛みが長引いて消極的になったり気分が落ち込んでいると、自身は不幸な境遇にいるという間違った解釈がされやすいということですね。

まとめ

ここに挙げてきたのは一例であり、さらに細かくチェックすることが必要な場合もあります。個人個人でケースは違うので、何が症状を遷延させているのかも違うということですね。介入初期であれば慢性化のリスクが高いかどうかの指標に、途中で行う場合でも何が原因となっているのかということを突き詰めていく材料にすることができます。

 

それまで身体面に関するアプローチしかしてこなかった人が、身体面以外の影響も受けている可能性があると知るだけでも一歩全身と言えますね。もちろん痛みについては慢性化させないことが基本になります。適切な対処を行って慢性化を防ぐこと、そして症状が長引いてしまっても悪循環に陥らないようにしていくことに注意していきましょう。
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