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腰痛の治し方

腰痛は温めると治る?正しい温め方と注意点【冷やすほうがいいときも】

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整体師
腰痛の種類によっては温めると痛みが和らぎます。もちろん、逆に冷やしたほうが良いという場合もありますから、どのようなときに温め、どのようなときに冷やせばよいのかを知っておきましょう。

腰痛が続いていると辛いですよね。長引いて慢性化している腰痛の治療法の1つに、「腰を温める」という方法があります。温めることで、劇的に症状が改善する場合もありますよ。腰の温め方や、温める時の注意点などについて見てみましょう。

腰痛は温めると治る!

どうして、腰を温めると腰痛症状が改善するのでしょうか?

腰痛が温めると治る理由

昔から、日本人は温泉などで身体を温めることで病気や怪我を治してきました。腰痛が起きている状態の筋肉は、硬くなって張っている状態です。筋肉が張っている状態では、周囲の毛細血管を押しつぶしてしまい、血液の流れが悪くなってしまいます。

腰を温めるとどうなる?

温めることで腰の血行がよくなると、筋肉に十分な栄養を与えるだけではなく、筋肉の疲労物質を取り除くことができます。更に、痛みを引き起こす原因物質の増加を抑え、腰痛の痛みを和らげてくれますよ。他にも、神経の伝達が良くなったり、代謝が上がるなど、温めるだけで様々な嬉しい効果を得ることができます。

こんな腰痛は温めよう!

腰を温めるという治療法は、炎症が起きたばかりの腰痛ではなく、慢性化している腰痛に対して行うようにしましょう。激痛ではなく鈍い痛みで、日常生活を送るのに支障がない状態でしたら、急性期の腰痛ではなく慢性期と言えます。腰痛が長引いて、腰の筋肉が固くなってしまうような慢性期の腰痛こそ、しっかりと腰を温めて症状を改善させましょう。

自宅でできる腰痛時の腰の温め方

自宅で簡単に腰を温めるには、以下の方法が適しています。

使い捨てカイロ

ホッカイロの平均温度は約50度で、長時間熱い温度を保ってくれます。この使い捨てカイロを使用するのが、一番簡単に腰を温める方法です。一度貼れば、長時間腰を温め続けてくれるのもメリットです。ただし、皮膚の上に直接貼ると低温やけどになったり、剥がす時に皮膚を痛めてしまうことがあるため、カイロは服の上から貼るようにしましょう。

蒸しタオルや保温パッド

タオルを使う場合は、熱いお湯に濡らして良く絞ってから使用しましょう。水で湿らせてから電子レンジにかければ、すぐに熱くなるのでおすすめです。これらを腰に当てて、タオルの温度が低くなったら再びタオルを温めてを繰り返し、しっかりと腰を温めてあげましょう。中身がジェル状の保温パッドも、簡単に腰を温めることができます。電子レンジでジェルに熱を加えた後、仰向けに寝た状態で保温パッドを腰の下に置き、10分以上腰を温めてください

腹巻き

腰を冷たい空気から守り、更に体温の放出を防ぐことで、腰の冷えを防いで温めてくれるのが腹巻きです。冬の寒い時期はもちろんですが、夏場の冷房が強すぎる室内で腰を守る効果もあります。寝ている時に使用すれば、一晩中腰回りを温かくしてくれますよ。腹巻きだけではなく、腰の負担を和らげるコルセットやサポーターを使用するのも良い方法です。締め付けがキツすぎると、血行が悪くなって腰痛が改善しなくなるので、コルセットやサポーターを選ぶ時は、締め付けの少ないタイプのものを選びましょう。

湯船での入浴

シャワーではなく、浴槽に湯を張って、ゆっくりと身体を温めましょう。湯船に浸かることで、身体を芯から温めることができます。熱いお湯に短時間入るのではなく、38度から40度ほどの少しぬるめの湯に長く入るようにしましょう。

交代浴もよい

身体を良く温めた後、湯から出て冷たい水を手足にかけ、再び湯に浸かるという「交代浴」も、身体を芯から温める入浴法です。温かい湯と冷たい水を交互に身体にかけることで、血管を拡張させたり収縮させ、全身の血行を改善することができます。

半身浴をしてみよう

肩まで浸かるのではなく、腰から下まで湯に浸かる半身浴も効果的です。半身浴なら、長時間湯に浸かることができますし、下半身をしっかりと温めることができます。半身浴を行う時は、上半身が冷えないように、タオルを肩にかけるなどの工夫をしましょう。

医療機関で腰痛を温めて治す

医療機関で行う治療では、専用の機器を使用して腰を温めます。自宅での方法よりも、しっかりと熱を与えることができるので、高い腰痛改善効果を期待することができますよ。

電気治療

直接的に温めるわけではありませんが、同じような効果が得られよく使われるのが電気治療です。凝り固まった筋肉に電気を流すことで刺激を与え、筋肉をほぐしたり血行を良くします。痛みや炎症を抑える作用や、マッサージ効果も得られる場合もあります。機器によって使用する周波数は異なり、得られる治療効果にも違いが出てくる為、事前にどのような機器を使用するのかを確認しておくと良いでしょう。一般的な電気治療では、低周波による治療を行います。低周波では、血流改善や痛みの改善ができますが、中周波や高周波では、より身体の奥の筋肉に刺激を与えることができる為、筋肉を収縮させて筋力をつける作用もあります。ただし、心臓にペースメーカーを挿入している人や、急性の腰痛で炎症が酷い場合、筋肉のコリが原因ではない腰痛に関しては、電気治療は適していません。

超音波・赤外線

超音波を当てることで、腰の奥まで熱やエネルギーを届かせ、温熱効果や脂肪燃焼効果、回復を早める効果を得ることができます。赤外線を使用した治療では、赤外線が持つ温熱作用により血管を拡張させ、腰痛症状を改善させます。腰痛以外にも、筋肉痛や神経痛、リウマチの痛みなどを和らげる作用があります。

ホットパック

ホットパックとは、お湯などでシリカゲルの入ったパックを温めて患部の上に乗せ、その上から更にシートで覆い、熱を閉じ込める方法です。自宅で行う方法よりも、ホットパックの方が長時間腰を温めることができます。腰が温まることで血管が拡張し、血圧が下がることがあるので、血圧が低い人は注意が必要です。ホットパック中に気分が悪くなったり、熱すぎたり、ヒリヒリ痛むという場合はすぐにスタッフに声をかけて中止しましょう。

腰痛を温めて治す時の注意点

温めるやり方が悪かったり、急性期の腰痛を温めてしまうと、かえって症状を悪化させてしまう場合があります。腰痛の症状を速やかに改善させるためにも、腰を温める時の注意点について理解しておきましょう。

低温やけどに注意

腰を温める時は、低温やけどに注意しましょう。低温やけどとは、44度から50度くらいの体温よりも温かいものが長時間皮膚に当たることで起こります。低温やけどが起きても、最初はあまり痛みを感じません。少しピリピリするくらいで、見た目も肌の赤みがあるくらいです。一見軽い症状に見えますが、実は皮膚が壊死している場合もあるため、通常の火傷よりも重症化している事がある恐ろしい症状です。腰を温める為に、ホッカイロなどを長時間皮膚に密着させておくと、低温やけどになりやすいので注意しましょう。

冷やした方が良い場合も!

腰を温めた方がよいのは、痛みが長引いて慢性化している腰痛です。逆に、温めるよりも冷やした方がよい場合は、腰痛が起こった直後の急性期の場合です。腰痛が起こったばかりで、痛みが激しく動けない状態や、ちょっと動いただけで激痛を感じるなど、日常生活もままならない程の痛みを感じている場合は、身体を安静にし、患部を冷やすことで起きてしまった炎症を抑える処置が必要です。

整体師
温めるか冷やすかの判断を誤ると、症状が悪化してしまうこともありますから気をつけましょう。どうすればよいかわからないときには病院へ!

まとめ

腰を温めるという行為は、腰痛の原因となる筋肉の緊張を和らげてほぐし、血管を拡張させることで血流を改善させ、筋肉へ栄養を送りやすくしてくれます。更に、痛みの原因物質が増えるのを防ぎ、代謝を促進させて細胞の働きを活発にする効果もありますよ。使い捨てカイロや蒸しタオルを使えば、自宅でも簡単に腰を温めることができます。長引く腰痛に悩んでいる人は、是非腰を温める治療法を試してみてくださいね。▼

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