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腰痛症の物理療法・電気治療は効かない!?|腰痛ガイドライン

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腰痛の治療で整形外科や接骨院に行くと、施術の他に電気治療や超音波など物理療法を行うこともあるかと思います。施術までに一通り物理療法を行ってからという場合や、電気治療などの物理療法のみであとは簡単なチェックを受けるだけという場合など様々でしょう。中には物理療法がなく、セラピストによる施術のみという人もいるかもしれません。

 

物理療法に関しては、効果あるのかといったことがしばしば耳に入ってきます。効果を実感している人もいれば、気休めやおまじないといった程度に考えている人まで様々です。そんな物理療法ですが、実際のところはどうなのでしょうか。腰痛に対する物理療法の効果について、日本理学療法士協会が策定したガイドラインを参考に紹介していきます。

腰痛に対する物理療法の効果

物理療法に関しての効果が疑問視されていることに関しては、情報過多の現代で様々に情報が飛び交っているということも挙げられますが、実際の経験として体験的に言われている部分もあります。

ルーティン化していませんか?

長年整形外科や接骨院に通っているという人では、自身の治療の流れを把握しており促される前にスムーズに動いていくという人もいるかと思います。電気治療を受けて、ウォーターベッドに乗って、施術を受けてなどの流れですね。

 

この流れによって自身の身体が維持されていると考えることもできますが、症状の改善は負担と回復とのバランスなので、身体面だけを考えれば治療内容で追いきれないほどの負担がかかり続けていることになります。

整体師
そのような状況の中では、負担を軽減する別の方法を選択していくべきとも言えますね。そしてそれが本当のリハビリとも言えます。

ガイドラインでの物理療法の扱いを知ろう

実際に効果があるのかないのか、主観的なことだけでみていくのは混乱を招くので、ガイドラインを参考にしていくのが良いでしょう。腰痛に関しては、日本整形外科学会や日本腰痛学会が監修している腰痛診療ガイドラインや、日本理学療法士協会が策定した理学療法診療ガイドラインなどがあります。

 

今回は日本理学療法士協会が策定した理学療法診療ガイドラインにおいて、腰痛に関する物理療法の項目を参考にみていきましょう。エビデンスという科学的根拠をもとにしたグレードが付けられているので、一般の人が見ても推奨されているかどうかなどはわかるようになっています。

腰痛に対する物理療法①電気療法

腰痛に対する物理療法として、まず1つ目は電気療法をみていきましょう。電気をかけてもらうことは一般的な物理療法のイメージの最たるものですが、その効果はどのようなものなのでしょうか。

統一した見解をとることは難しい

一言で電気治療と言っても、実は種類がいくつかあります。低周波や高周波、干渉波と呼ばれるものなどです。電気を流すことで筋肉の緊張を緩めたり、血流を良くすることが図れるということです。筋肉の緊張を緩めて血流を促すというのは慢性腰痛には効果的なので、その点で効果が認められたものもあります。

 

しかし、短期間の効果はあっても長期間は持続しないといった研究や、未実施のケースと比べて有意な差はないとする研究もあり、細かく種類ごとに分けていくと信頼性に足るデータ数とは言えないことが多いようです。一部の方法では逆に身体に害になるという結論も出されています。

干渉波は効果的?

整形外科や接骨院などで電気と言うと、低周波や干渉波が多いようです。周波数によって到達する深度は変わりますが、低周波は浅層向きと言えます。干渉波はそれらを組み合わせて干渉させ、効果を出すというものです。

 

上述したように筋肉の緊張を緩める効果や、血流を促進することが図れます。ただしあまり強すぎると逆に筋肉が緊張してしまいます。痙攣を起こすくらい強く流しているケースもたまに目にしますが、自己満足でしかないのでやめた方が良いでしょう。

その場だけで終わらないように

慢性腰痛に対して、循環を図ることが重要なことは先に述べました。電気治療によって筋ンくの緊張を緩め、血流を促すことで回復が見込めるようにはなります。しかし、負担がかかる状態を改善しない限りはその場限りの効果で終わるということですね。

 

姿勢や動作の偏りなど、根本的な部分が改善されないためにいつまでも症状が続くということが起こるのです。そしてその場合に、電気治療はあまり効果がないということが言われます。適切に用いることによって、症状の改善を図ることは可能ということですね。

腰痛に対する物理療法②超音波療法

腰痛に対する物理療法として、2つ目は超音波療法をみていきましょう。超音波療法も物理療法の1つとして取り入れている整形外科や接骨院は多いのではないでしょうか。温熱療法に含まれるため、急性期には使用を避けた方が良いということが言われていますが、様々な機器が出されており、急性期に使用する場合もあります。

ガイドラインでは推奨されない

超音波療法に関しては、ガイドラインでは推奨はされていません。急性期や慢性的に推移している腰痛のどちらにもあまり良い結果が得られていないとされています。しかし、先にも触れたように超音波を用いた機器には様々なものが出されており、干渉波などと組み合わせたものもあります。

 

それらの中には急性期から使用して疼痛を軽減させるというものもあり、使ったことがある人もいるのではないでしょうか。このような点も含めると、やはりまだまだしっかりしたデータがあるとは言えないのかもしれません。

能動的な場合は効果がみられることも

超音波療法についてガイドラインで触れられていることでは、能動的な場合はプラセボ以上の効果があるということが挙げられます。自身で機器を操作していくタイプの超音波治療器では、その主体性がプラスにはたらくということが言われているのです。

 

プラセボ薬の話は有名ですが、信じていることに加えて主体性が伴うことでさらに効果が高まるということですね。

整体師
どのような治療でも共通ですが、信じているかいないかということはとても重要なポイントになります。薬やサプリメントでも直感で効いていると思うものは続ける価値があるということですね。

 

腰痛の薬についてはこちらを参考にしてみてください。
腰痛の薬おすすめランキング!飲んで効くのはコレ!
また、腰痛のサプリメントについてはこちらを参考にしてみてください。
腰痛に効くサプリならコレ!本当に効果のあるオススメ商品5選!

腰痛に対する物理療法③牽引療法

腰痛に対する物理療法として最後に紹介するのは、牽引療法です。腰椎の椎間を拡げるという目的で行われていますが、牽引療法についてはさらに効果が限定されるようです。

牽引はまったく効果なし?

牽引療法が効果的とされているのは頸椎の一部の症状にのみとされ、腰椎においては有効なデータは示されていません。むしろ、あまり効果がないというデータの方が揃っているようです。明確に有効というエビデンスではないという扱いですが、否定的な見解が多いとされています。

ウォーターベッドと同じ扱い

場合によっては、ウォーターベッドなどと同じように慰安目的になってしまったり、誤解を恐れずに言えば時間稼ぎに使われているのが牽引療法のようです。ただし、まったく効果がないことが明らかにされたわけではないので、これからの研究によっては覆されるのかもしれません。

まとめ

腰痛に対する物理療法の効果について、日本理学療法士協会が策定したガイドラインを参考に紹介してきましたがいかがでしたか?プラセボに関しても述べましたが、長年通っていてルーティンになっている人では効果が出ているとは言い難いでしょう。物理療法だけで腰痛を改善するということは、特に慢性の腰痛では期待しづらいので、リハビリについてしっかりと考えていく必要があります。

 

痛みをとるだけで良いのか、繰り返さないようにしたいのかなどリハビリのゴールがどこなのかについても考え、ドクターやセラピストと相談しましょう。

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