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腰痛の画像診断(レントゲン、MRI、CT、超音波)は無意味!?

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レントゲンを撮ったことがないという人はかなり少ないのではないかというほど、画像診断としてレントゲンは一般的なものだと思います。腰痛であれば腰の部分を撮りますし、捻挫などでは足を撮影したという人もいるでしょう。また、風邪などのときは肺の画像を撮ったりしますね。

 

とてもメジャーな診断であるレントゲンの他に、MRIやCTなども画像診断には含まれます。腰痛の場合に限らず目的によってそれぞれ画像診断が行われますが、実際には推奨されていない場合に用いられることも多いようです。今回は主な画像診断としてレントゲン・MRI・CT・超音波診断の4つを挙げ、それぞれの特徴や結果からわかることなどを紹介していきます。

腰痛で原因不明とされるのは画像診断が基準

まずは画像診断と腰痛について、ポイントとなることをみていきましょう。腰痛の原因は画像診断によって分類する方法があり、よく用いられています。

特異的か非特異的か

腰痛の分類には特異的腰痛と非特異的腰痛とがあります。特異的とは明確な原因が認められるものということで、画像診断によって明らかな原因があるものに診断が下されます。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などですね。

 

一方で、画像診断によって明確な原因が見つからないものは非特異的腰痛とされます。原因不明と伝えられることもあり、この点が混乱を招く点でもあるようです。あくまで画像診断で原因がはっきりしないというだけであり、日常生活での姿勢や動作の偏りなどによる腰痛など、原因は存在します。

 

非特異的腰痛については、下記も参考にしてみてください。

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安易な画像診断は推奨されていない

画像診断は先に触れたことからもわかるように、骨など組織のどこかに明らかな損傷や変形などが起こっているかどうかをみるためのものです。非特異的腰痛は全体の85%を占めるとされており、ほとんどの腰痛で画像診断による有効な所見が得られないということになります。

整体師
このような点から、画像診断を安易に行うことは推奨されていないということです。触診や神経学的テストなどを行って所見をとり、必要と判断した場合に撮影するということが推奨されています。重症の場合、そしてそれが疑われる場合に撮ることが勧められているということですね。

腰痛の画像診断①レントゲン

ではここからは、腰痛の画像診断についてそれぞれみていきましょう。まずはじめはレントゲン診断です。単純X線とも呼ばれますね。

最も一般的な画像診断

レントゲン診断は最も一般的な診断と言って良いでしょう。画像診断と言うと多くの人でイメージされるのはレントゲンだと思います。X線を照射することで像が浮かび上がりますが、主に骨折などをみるときに用いられるイメージですね。

 

骨折などの他に、関節を写すことで脱臼や変形なども判断することができます。また、腫瘍など骨に病変が影響を与えている場合などもレントゲンによってわかる場合があります。ただし筋肉などの軟部組織は写らないので、その領域の判断はできません。

レントゲンを撮って終わりのことも?

安易な画像診断は推奨されていないということや、重症もしくはそれが疑われる場合に用いられると先に述べました。しかし、腰痛のほとんどが非特異的腰痛であるという特徴もあり、鑑別診断のために最初に用いられることもあるようです。

整体師
忙しい場合には丁寧に身体所見をとることが難しく、とりあえず重症かどうかを判断するためにレントゲンを撮るということですね。患者の利益を考えると費用の面や被曝などもあるので推奨されませんが、まだまだインスタント撮影が多いというのも事実のようです。

腰痛の画像診断②MRI

腰痛の画像診断で次に挙げていくのは、MRIです。MRIは実施できる施設がレントゲンほど多くないので、より重症に感じる人もいるかもしれません。どのような特徴があるのでしょうか。

断層撮影でより詳しく

MRIは磁気によって組織を断層状に写し出すもので、より詳しく身体の中の状態を知ることができます。レントゲンと違って骨ではなく、筋肉や靭帯など軟部組織と呼ばれるものを写すのに適しているということです。断層として写し出すため、レントゲン診断のように肢位や体勢に左右されることなく目的の部分をみることができます。

 

整形外科領域では靭帯損傷などの判断に用いられ、撮影をしたことがある人もいるでしょう。ヘルニアや脊柱管狭窄症もMRIによって部位を確定します。また、内科領域などでは腫瘍があるかどうかなどのことがわかりますね。

負担が大きいのがネック

断層によって詳しくみることができるという点では優れているMRIですが、負担が大きいのがネックとも言えます。経験のある人はわかるかと思いますが、狭くて暗い空間でかなりの音がします。そこに数十分寝ていることに耐えられない人も少なくないでしょう。

 

閉所恐怖症の人や暗所恐怖症の人では途中で止めてもらったという人もいるのではないでしょうか。また、費用の面も負担になりますね。レントゲンに比べて高額になりやすく、保険適用と言っても少ない額ではないと言えるでしょう。

腰痛の画像診断③CT

 

腰痛の画像診断で3つ目に挙げていくのは、CT診断です。レントゲンと同じで被曝するものであり、撮りたくないという人も多いようです。

レントゲンより詳しく骨を診断

MRIは軟部組織をより詳しくみることができると述べましたが、レントゲン診断で骨に問題が見つかった場合に、より詳しく診断する目的でCTが用いられます。CTはコンピュータ断層撮影、computed tomographyの略です。

 

レントゲンは一方向からの撮影で肢位によって写り方が変わりますが、CTの場合はMRIと同じように断層でみることができます。現在では3Dのものもあり、より詳しく状態を把握することが可能です。

血管系の疾患も

CT診断はより詳しく骨の状態をみることができると述べましたが、軟部組織についてもみることができます。血管系の疾患によって腰痛が起こる場合もあり、それらを確認することもできるということです。具体的には大動脈瘤や大動脈解離といった疾患です。

腰痛の画像診断④超音波診断

腰痛の画像診断で最後に挙げるのは、超音波診断です。妊婦さんなど、お腹の中をみる診断としてのイメージが一般的ですね。

最も安全な診断

超音波診断はレントゲン診断やCT診断のように被曝の心配もなく、またMRIのように身体に負担も大きくありません。内部の状態をみる診断としては最も安全な診断とも言われています。

 

内臓が一般的ですが、運動器にも用いられます。ただし四肢のことが多く、体幹部分では腰椎というよりは筋肉などの状態をみるために用いられます。超音波でみられる画像は一般の人ではみることが難しく、レントゲンなどのように理解することは難しいでしょう。

エコーガイド下での治療も

筋肉や筋膜に問題があり、トリガーポイントと呼ばれるしこりのようなものができている場合には、超音波で状態をみながら注射をするという治療も行われます。徒手での施術であまり変化がみられない場合などは、用いてみると効果がある人もいるようです。

まとめ

今回は主な画像診断としてレントゲン・MRI・CT・超音波診断の4つを挙げ、それぞれの特徴や結果からわかることなどを紹介してきましたがいかがでしたか?それぞれの診断の特徴を知っていると、自身の状態も理解しやすくなるかと思います。また、診断の選択を迫られた場合でも知識があった方が良いでしょう。病院によって行える診断も違うので、調べてから受診するということも良いと思います。

 

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