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ドクターは何をみてる?診察の3つのポイントを知って正確な情報提供を

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診察室に入るとなぜか緊張してしまって伝えたいことが上手く言えないという人や、とにかく痛いしか言えなくてちゃんと伝わったか不安という人は少なくないのではないでしょうか。また反対に、自身の推測を話し続けてドクターを困らせているという人や、不安などで聞きたいことが多く質問攻めにしてしまうという人もいると思います。

 

治療がスムーズに行われる条件の1つには、ドクターと患者との充分なコミュニケーションが挙げられます。患者側は自身の状態や思っていることをきちんと伝え、ドクターは必要な情報や現状を適切に把握する必要があるでしょう。患者側としては、ドクターがどのような流れで診察を行っているかを知ることでより正確な情報提供ができるようになります。

 

ドクターが何をみているのか、診察のポイントを知るとともに、自身のことを適切に伝えられるようにしていきましょう。

腰痛の診察方法①身体所見

まずはじめに診察のポイントとしてみていくのは、身体所見です。基本的な診察方法としても重要な4つを挙げていきます。

問診

診察において最初に行われるものであり、最も重要なものが問診です。いつどのように症状が出たか、症状の性質や特徴などについての情報ですね。診断学の分野では、詳細な問診によってほとんどの疾患への道筋が照らせるとされています。心臓など循環器系の疾患でも詳細な問診によってその8割が推測できるとされているほどです。

 

病院によってはドクター以外が行う場合や形式的な用紙に記入するのみの場合もありますが、ドクターが診察で改めて詳細な問診を行うことの必要性が指摘されています。腰痛は身体の問題だけではない場合も多いので、長期化している場合などは特に重要とされています。コミュニケーションをしっかりととって、伝えたいことはしっかりと伝え、また適切な情報を提供しましょう。

 

心因性腰痛については下記を参考にしてみてください。

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視診

問診の次に行われるのが視診です。全体の姿勢や歩き方などをみることや、腰部を局所的にみることで情報を得ます。急性の外傷であれば腫れや変形、皮膚などの損傷がみられますね。

 

それ以外でも、左右の筋肉のバランスや背骨のカーブなど得られる情報はたくさんあります。白衣高血圧症のように、診察室の姿が本来の姿とは限らないので、自身で見た目の変化が気になっている場合は伝えるようにしましょう。

触診

次は触診です。実際に触れることで筋肉の張りなどを確認したり、患部の状態を探っていきます。上述のような急性のものであれば腫れを確認したり、熱感を確認します。痛みなど症状を再現するような肢位や動きにして状態を確認することもあります。

 

また、後述する神経学的検査と合わせて、皮膚の感覚や筋力の具合も確認します。感覚など主観的なことは伝える側も聞く側も誤解が生じやすいので、聞かれていることがわからない場合やあまりうまく伝えられない場合はそれをしっかりと伝えましょう。

打診

最後は打診です。触診に合わせて、軽く叩くことで患部の状態を確認します。主に骨折の有無を調べる場合に用いられることが多く、直接行う場合もあれば、足など遠隔から行う場合もあります。

整体師
ここまでの検査は病院でドクターが行うだけでなく、接骨院などでセラピストも行います。診断はドクターにしかできませんが、状態を判断することは施術するに当たって必要なことですね。それぞれの診察方法でのポイントを押さえて、しっかりと伝えるようにしましょう。

腰痛の診察方法②神経学的検査

 

診察のポイントとして2つ目は、神経学的検査をみていきましょう。文字通り、神経の問題をみていく検査です。

反射テスト

神経学的検査で一般的に用いられる方法に反射テストがあります。打腱器で腱を叩き、ピクっと反応するテストを見たことがある人もいるのではないでしょうか。お皿の下で実際にやったことがある人もいるでしょう。

 

頸椎や腰椎でそれぞれの椎間からの神経が支配している部位が異なることを利用して、どの椎間高位で問題が起こっているのかを推測できます。腰椎の場合はお皿の下で行う膝蓋腱反射やアキレス腱反射が用いられます。これらは緊張しているとうまくいかないので、身体を委ねてリラックスしましょう。

徒手テスト

神経の問題をみるテストとしては、徒手で身体を動かして行う方法もあります。仰向けで片足を挙げていく方法はSLRテストと呼ばれ、メジャーなテストであることから経験のある人もいるのではないでしょうか。足首の操作を加える方法もあります。

 

うつ伏せで太ももを持ち上げる方法もあり、上述したようにどの椎間高位に問題があるのかを推測するのに役立てます。徒手テストの場合も身体を委ねてリラックスし、症状の出現や変化を伝えるようにしましょう。

整体師
身体所見をとる基本的な診察方法に加えて、神経学的検査もドクター以外でも行えます。接骨院や整体でも検査として行われるということですね。きちんと診てくれているという証拠でもあるので、話をしていきなり施術に入るようなところより信頼できると言えます。

腰痛の診察方法③病院での検査

診察のポイントとして3つ目は、病院での検査です。上記の2つを行って、必要であれば画像検査や血液検査を行います。これらの検査は病院でないとできません。接骨院などで上記2つを行って、病院で検査を受けるよう勧められることもあるでしょう。

画像検査

画像検査はレントゲンやMRIなどですね。骨折の有無やヘルニア、脊柱管狭窄症などの疾患が疑われた場合に撮影します。腰痛の85%は非特異的腰痛、つまり画像検査で明確な原因がわからないものとされているので、安易な撮影は推奨されていません。腰痛と画像検査については下記も参考にしてみてください。

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血液検査・尿検査

必要がある場合には、血液検査や尿検査などを行います。感染症などが原因のこともあれば、痛風が原因で痛みが出る場合もあります。リウマチなどの疾患が疑われる場合も行われますね。

やっぱり丁寧なドクターが良い?

診察のポイントを挙げてきましたがいかがでしたか?ドクターとのコミュニケーションが重要なので、それぞれの最後に述べたポイントを意識して伝えるようにしていきましょう。ドクターも人間なので、常に理想の診察ができるわけではないということも覚えておきましょう。

流れ作業になることも多い

患者数が膨大で何時間待ちというような病院では、問診などもそこそこにいきなり画像検査を行う場合もあります。上述したように腰痛のほとんどは非特異的腰痛なので、最低限重症でないことだけ確かめたら経過観察という流れ作業のような診察になることも否定できません。また、丁寧すぎる場合は研修医のこともあります。どちらの場合もやはりできる限りコミュニケーションをとることが重要でしょう。

あまり長く様子見しないように

上述のような流れ作業は経験している人も多く、また非特異的腰痛ということで経過観察と言われる人も多いのが現状です。これらのことから放置したり、市販薬で様子見する期間が長くなる人も多いようですが、やはり一度は受診することが大切なので1ヶ月以上症状が変わらない場合は病院にいきましょう。

 

また、処方薬・市販薬に限らず薬では根本の改善はできないので、痛みを抑えつつ改善に向けてリハビリを取り入れるなども必要です。痛み止めなどでは治ったわけではないので、適切に対処していきましょう。

 

腰痛の薬に関しては下記も参考にしてみてください。
腰痛の薬おすすめランキング!飲んで効くのはコレ!

まとめ

情報提供を適切に行って診断をスムーズにするために、ドクターが何をみているのか、診察の3つのポイントについて紹介してきました。情報の多寡や正誤が正しい診断や治療に影響します。うまく伝えられない患者さんやしっかりと話しを聞かないドクターではミスも起こりやすいのは想像しやすいですね。

 

コミュニケーション不足など、防げるところはきちんとすることで適切に治療を進めていけるようにしましょう。病院での検査以外では接骨院などでも同様なので、是非参考にしてみてください。

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