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腰痛の症状

腰痛のフラッグカラー【Red flag】【Yellow flag】とは?症状を知って早めの受診

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腰痛はありふれた症状であり、ほとんどと言っても良いくらいの人が経験している症状だと思います。ありふれた症状だけに痛みの程度なども人によって差が激しく、主観も合わせると放置されやすい症状であると言えるでしょう。人によって整形外科や接骨院などを受診する判断は異なり、心配しすぎているという場合もあればかなりひどくなってからという場合もよくみられます。

 

そんな腰痛にはガイドラインがあり、症状について注意すべきポイントがRed flagという表現でまとめられています。赤い旗は赤信号とも解釈でき、要注意ということですね。これに加えてYellow flagも示されており、慢性化している腰痛ではチェックが必要とされています。今回は腰痛のRed flagとYellow flagについてその内容を紹介していきます。

腰痛のRedflagとは

まずは、腰痛のRed flagについてみていきましょう。腰痛診療ガイドラインにも載っているこの項目は、重篤な予後を招く恐れのある疾患を除外することが目的となっています。1つでも当てはまれば危険というわけではないですが、この項目に複数当てはまる場合には精査も考えられるので、あまり長く様子見をせずに早めに受診するようにしましょう。判断の材料になりやすい、主なものを挙げていきます。

年齢

腰痛のRed flagでまず挙げられるのは、年齢です。20歳未満もしくは55歳以上の場合はRed flagに該当します。20歳未満の場合には脊椎の病気が、55歳以上の場合には悪性腫瘍や大動脈解離、消化器系の問題などが契機となって腰痛が起こりやすいと考えられ、これらを除外する必要があるということです。

時間や活動に関係のない痛み

腰痛のRed flagで次に挙げられるのは、痛みの持続です。安静時痛や夜間痛といった言葉は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。筋肉や関節といった運動器の問題であれば、安静にしていて痛みが出るということはまずないとされており、楽な姿勢も見つかるとされています。

 

しかし、内臓疾患などが原因の腰痛であれば時間や活動に関係なく痛みを感じ、どのような体勢をとっても痛みが存在するということです。この点はよく取り上げられるポイントであり、判断しやすいとも言えますね。

発熱

発熱は炎症の症状の1つであり、感染を疑わせるポイントの1つですね。風邪で筋肉痛のような症状になったり、インフルエンザで全身の関節が痛いという経験は多くの人がしているでしょう。軽いものであれば自然に軽快しますが、脊椎炎や髄膜炎などひどい場合には適切な治療が必要です。

急激な体重減少

腰痛の症状はがんなどの悪性腫瘍によって起こるサインでもあるということはよく知られているかと思います。治療をしていてもなかなか腰痛が治らないというケースが、実はがんだったということは耳にすることも少なくありません。実際の割合はとても低いですが、可能性としてないわけではないので除外する必要があるということですね。

 

特に日常生活に変化がないにも関わらず、1ヶ月に3kg以上体重が減ってしまっている場合には注意した方が良いでしょう。汗などの水分の移動だけでもそのくらいは変動しますが、逆に言えば水分の場合はすぐに戻ります。日常生活に変化がなく、急激に体重が減少して戻らない場合には早めに受診しましょう。

広範囲の神経症状

ヘルニアなどで足がしびれたり力が入りにくくなるといったこともよく知られていますね。しびれや感覚の低下、筋力の低下などが限局しているうちはそれほど重篤なケースは考えにくいとされていますが、その範囲が広くなってきたり、急速に進行している場合には早期に受診しましょう。特に、急速に進行している場合には緊急を要することもあります。排便にも障害が出てくるなど付随する症状に注意し、すぐに病院に行きましょう。

1ヶ月経っても良くならないケース

Red flagの項目について、判断しやすい主なケースを挙げてきましたが、これらに該当しなくてもずっと放置するのではなく、一度は受診しましょう。後述するYellow flagとも関連しますが、基本的には、腰痛は自然軽快する症状です。Red flagに該当するような腰痛でなければ、2週間から1ヶ月の間には軽減もしくは軽快しているとされています。

整体師
様子を見るのは長くても1ヶ月までということですね。この期間には当然組織損傷の修復も終わっているはずなので、急性期は終わっていると考えられます。Red flagが隠れているか、痛みについて心理的・社会的な要因が加わっているかということを考慮する必要があるということです。

腰痛のYellowflagとは

Red flagの主な項目を挙げてきましたが、次はYellow flagについてみていきましょう。Yellow flagは慢性化につながる要因や、回復を妨げる要因とも言われます。医療従事者が確認すべき項目として例示されており、当てはまる場合は1つずつ確認して対処していくことが求められています。Yellow flagについても、抜粋して挙げていきます。

痛みに対する間違った認識や解釈

Yellow flagでまず挙げられるのは、痛みなどの症状に対する間違った認識や解釈です。痛みが長く続くことで無気力になっていったり消極的になってしまうことはよくみられますが、早期からその傾向がみられる場合もあるということですね。腰痛は歳だから仕方ないといった認識や、仕事を辞めないと腰痛は治らないといった認識です。

 

また、痛みがあるから何もできないのは仕方がないといった誤った解釈もみられます。何かをしなくても良いといったケースや、痛みを訴えることで周囲が優しくなり人間関係が円滑になったというケースなど、報酬を得てしまっているケースもあり、より治癒までの過程が複雑になってしまうということです。

痛みに対する間違った行動

間違った認識や解釈は、間違った行動を生みます。例えば多くの人に見られることですが、痛みが治まらないうちは安静にしているべきということが挙げられます。もちろん急性期で炎症が起こっている状態では安静も必要ですが、急性期以降では安静は間違った対処とされています。

 

ガイドラインでは4日以上の安静は推奨されておらず、4日以上安静にしても症状の変化は見込めないということです。このようなケースでは日常生活や仕事で悪化するという恐怖も抱えていますが、必ずしも関連していないことが多いので、活動をして認知を修正していく必要があるとされています。

家庭環境

上記2つと関連しますが、家庭環境も腰痛の慢性化や回復の妨げには影響を与えます。家族関係がうまくいっていなくても、痛みを訴えることでパートナーが優しくなったというケースではそれが報酬となってしまう可能性があります。また、家族関係が円滑になるという間違った認識で、子どもが痛みを訴えるケースもあるということです。自身の心配をしているうちは両親の仲が悪くならないということですね。

職場環境

同様のことが職場環境でも起こります。対人関係のストレスや仕事のストレスが要因になりやすいということですね。家庭環境も含めてですが、にわかには信じがたいかと思います。しかし、抱えている問題の解決とともに腰痛の症状が改善していくということが実際に明らかになっているのです。

整体師
腰痛と言っても身体面だけでなく、心理的・社会的な面も深く症状には関わっていることが指摘されており、総合的なアプローチが必要とされています。

まとめ

冒頭でも述べたように、腰痛はありふれた症状ということで放置されやすく、人によって我慢の範囲や受診しようとするタイミングもバラバラです。フラッグカラーについてそれぞれ理解し、適切なタイミングで受診しましょう。また、痛みが慢性化すればするほど治りにくくなってしまいます。初期に適切な対処をすることで、早期に治るように図っていきましょう。
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